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第86話 ページ15



しんと静まり返った部屋に、髭切の声が響く

それがどこか震えている様に聞こえるのは気のせいではないだろう


髭切「……1つめは、



手入れをしないこと、



戦に行って、ボロボロの状態になっても、短刀、脇差、打刀の1部、大太刀、槍の

手入れをしないことは、当たり前なのかい?」

そう聞く髭切はどこか寂しげで、

そこの審神者はそれを聞いて顔を伏せる

やっと、抵抗するのを諦めたようだ

髭切が回答を待つのをみて、翔唯は少し考える

翔唯「…あ、…回答するのは〜そうだなー、

天光丸。お前が言え、」

と、天光丸を見ると、

急に指名された天光丸は驚く

天光丸「え、俺?なんでだよ」

翔唯「んー、刀剣男士の''当たり前''を聞いた方がいいだろ

それにお前はどっちも知ってるだろ?

お前以上の適任はここにはいねぇよ」

頼んじゃダメか?と聞かれると、

否定しずらいのをこいつは知っている。

うん、後で殴ろう。

天光丸「……我が君の為ならば」

と、半派諦めながら言う

翔唯はそれを見て、満足そうに頷いた

髭切「えーっと、続けていいかい?」

天光丸「ん、?すまん」

髭切「二つめは、









僕達に夜伽を命じること









そういう関係ではない相手を抱くことは普通なのかい??」

目を閉じれば、

あの時の記憶はすぐに出てくる

ぐっと唇をかみ、

苛立ちを必死に抑える

……我々は、顕現してやっている立場というのに……

その思いは、陽岬の頃から変わらない



天光丸(人間が、上だと思うなよ……?)

そう考えている間に髭切は3つ目に入ったようだ

天光丸は髭切の声に耳を傾ける



髭切「3つ目は、




僕達自信に、身内を……







刀剣男士達を折らせるのは









普通なのかい??」


ひゅっと喉が音が鳴る


大まかなことはそんなことかな、と微笑みながら言う髭切。


それが、何もかもを諦めた時の顔に見えて



酷く胸が締め付けられた






天光丸「……全部、異常だ」

と、声をしぼりだすように天光丸は言う

髭切「……やっぱりそうなんだ」

髭切は、ありがとうと、言うと審神者を睨んだ

それをされたそいつはビクリと肩を揺らす

天光丸「嗚呼……政府の役人が動くと思う、

安心して待てばいいさ!」

と髭切の、背中を叩くと

髭切「……それは、いつになるんだい?









数日後だったら折る刀が……!」

そう、悲痛な顔をして、不安そうに聞いてくる髭切。


天光丸は微笑む



…………


文字数……!!

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長女(プロフ) - !?!え"!?コメント?!?ありがとうございます!!!!これからも頑張ります!!! (2020年2月24日 11時) (レス) id: b3cb1a6405 (このIDを非表示/違反報告)
爽快という言葉が好きです(プロフ) - すごく面白かったです!更新頑張って下さい(゜∇^d)!! (2020年2月24日 11時) (レス) id: c4544b5668 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:長女 | 作成日時:2020年2月1日 21時

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