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第46話 ページ4

ダダダダダダダダ

と誰かが走ってくる音が聞こえる

その音を聞いて、歌仙たちが

歌仙「本当に主は……」

童子切「何度注意すればいいんだ…??」

そう呟く

童子切もいるの??

てか、これ全振りそろってる??!

え、やばくない!?!!

そう心の中で荒ぶっていると

翔唯「すいませーーーーーん??!!!!!」

そう叫びながらこちらへ向かってくる

陽岬「え??」

翔唯「いや、本当は俺が案内しなきゃ行けなかったんですけど……」

あぁ、そんなこと!!

陽岬「いえいえそんなそんな!!天光丸とも話せて嬉しかったですし……大丈夫ですよ!」

そういい優しく微笑む

翔唯「あ、どうぞ中に!!!」

と広間の中に進めさせられる

広間の真ん中にはぽつんと座布団二つとちゃぶ台が置いてあった

そこに天光丸が座っていて

陽岬「え、っと???」

わたしはどこに行けば……

翔唯「あ!真ん中の座布団に!!!」

え、あそこ!?!

なんで!?!

そんな焦っていることを察せられないように

ゆっくりと進んでゆく

天光丸の近くには、石切丸や、獅子王、髭切、膝丸。


そして、童子切がいた

その五振りは他よりも私をすごく見ている

天光丸は、ゆっくりと顔を上げ、あの時の笑顔で私に声をかける

天光丸「2回目になるが…久しぶりだな!陽岬。

沢山、話したいことあるんだが、

こうも久しぶりだと何から話して良いか分からんな?(笑)

ただ、俺はお前とまた会うことが出来てほんとに嬉しい……」

…俺を見つけてくれてありがとう…

そう、悲しそうに言う天光丸を見て酷く心が締め付けられる

陽岬「…ごめん……本当にごめんね…!!」

謝っても、許されないことだと知っている…

でも…私は、あなた達を置いていく気などなかった……それでもそれを決断したのは

あの時の、最善の策だったから……それがあなた達を苦しめるものだと私は知らなかったから

あなた達の所ががブラックになるなんて思わなかった

それを知った時に絶望と後悔しかなかった

涙も枯れそうなほど泣いていた

あの時からもう何年経ったのだろうか…

天光丸「……」

ただ、顔を顰める私を見て困惑している

フゥとゆっくり息を吐く

陽岬「……私が、ここに来たのは、

ただ謝りに来ただけじゃないの










あなたとの関係に、ケジメをつけるためにここに来たの」

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作者名:長女 | 作成日時:2019年10月23日 22時

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