白と黒と、【男主】【刀剣乱舞】 (ページ21)

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陽岬･過去編13 ページ21

そこから数年の記憶はあまりありません

確か、新しい本丸の審神者になれと言われ、

それをずっと拒否していました。

初期刀すら選ばず

1人で住むには大きい屋敷で

数年くらしていました

最後の抵抗でした

自分が何もしないことにより

政府が少しでも困ればいいと、思っていまきた

そんな時、政府から手紙が届きました

『アイツらがどんな目にあっても知らないぞ』

たったその一言だけが、真っ白な紙の真ん中に書かれていて、

頭が真っ白になって

酷く怖くなって

もうその頃にはブラックとなっていたというのに、私はまんまと騙されました

あなた達を裏切った気がして、

その子たちを素直に愛せなくて

ひどく、酷く、ヒドク苦しみました

どんなに悩んでも答えは出ませんでした。

とりあえず、初期刀はまんばちゃん、チュートリアル刀は愛染、初期鍛刀は小狐丸でした

そのサンフリとも前の本丸でも仲の良い方であったので、全てがおなじみ見え、

ある時はっと気づくのが辛かったです

━━━この子は私の知っている子ではない

重ねてはいけない存在だと

そこからはずっとその本丸にいます

人並みに幸せな本丸だとおもいます

ただ、本気でその子達を愛しているか？

聞かれると、「はい、そうです」

と即答できない

その事実が

酷く辛く、悲しい

乗っ取りがあるのなら、乗っ取って欲しいほどに

私にはもうわかりません。

本当はどのように接すればいいのかなんて

.

もう私にはわから無くなってしまいました