陽岬･過去編3 ページ11
歌仙「はぁ？！！！！嫌に決まっているだろう！？！！」
寝間着が崩れたらどうするつもりだい！？！
そう言う歌仙を無視して、陽岬は立つ
陽岬「ふふっ！さぁ行こう？あの子たちの事だからきっと起きてくれるよ！」
歌仙「はぁ……」
もう何を言っても無駄だと思ったのか、歌仙は立ち上がる
陽岬「ほら！」
そう手を出すと、歌仙は困ったように握り返す
歌仙「これだから主は……」
陽岬「あはは！もう慣れたでしょう？」
歌仙「そうだね…慣れつつあるのが驚きだよ……」
そういいため息をつく
陽岬「もー！！ため息つくと幸せ逃げるよ？」
ほら、周りの息吸って吸って！？
そう言うと歌仙はクスリと笑う
歌仙「変わらないな、主は」
18の時は大人になると思っていたけれど……
そう残念そうに言う歌仙に、陽岬は
陽岬「どういうこと！？」
そう言い返す
すると、急に襖が開いて……
後藤「おいおい…お前らうるせぇよ……ちび共が起きちまう……」
天光丸「楽しそうだし来ちまった！酒でも持ってきたがどうだ？」
そう言いながら部屋に入ってくる
陽岬「！今から呼びに行こうと思ってたの」
天光丸「あー？俺らを？」
後藤「流石俺たち！仲良いな！！」
歌仙「全く……雅じゃない…」
あぁ、やっと4人になった
陽岬「ふふっ」
後藤「？？主？どうした？？急に笑って」
陽岬「ううん？(笑)なんでもないよ〜！」
天光丸「はぁ？！気になるんだが！？！」
内緒事などはなしだろ！？
そう言う天光丸を、歌仙がなだめる
それを見て、後藤や、陽岬は笑う
…………
……
陽岬「……ふぅ」
あの後、沢山お酒を飲んだ
皆眠くなって
一緒の布団に入った
後藤、私、歌仙、天光丸の順で並んでいる
天光丸が、えーー？俺主の隣がいい！と駄々を捏ねたが、無視されていた
天光丸「ぐーーーー」
歌仙「ん！？ぐわっっ！？！っっ……」
後藤「……ｽｰｽｰ…」
ふふっ天光丸の足が歌仙の上に乗っている。まぁ、それを退かすことはしないが…(((((
陽岬「ふふっ」
初めて数週間はこの4人でやっていた
内番も、戦も、政府からの司令とかも全部
あれからすごい人数が増えていって…
陽岬「あーあ…楽しかったなぁ……」
あぁ、泣けてくる
涙が溢れて、止まらない
陽岬「はぁ…ｯｯ…ぅ…」
必死に声を押し殺す
．
陽岬「……離れたく…ない…よ…」
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作者名：長女 | 作成日時：2019年10月23日 22時
