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第13話 ページ15

石切丸side

ガラガラガラ

今剣「わーーーい!!おふろでーーす!!!」

岩融「はっはっは!!!!元気じゃのぉ!!!」

……お前もな……

だがまぁ、気分が上がるのは分からんでもないな…

あんな穢れたところにいったのだからな…

早く身を清めたい……

天光丸はよくあんな所に居れたなぁ…

そう思いながら体を洗う

後ろで音が鳴る

……チャポン…

!誰か先客がいるらしいな

小狐丸「……??誰がいるのですか??」

三日月「……?………

!!…いいや…誰もいなそうだぞ?」

石切丸「いや…今確かに音が…」

……バシャン…!!!

天光丸「いっ……!!…あっ」

ん?天光丸じゃないか!!!

三日月は、手で額を抑える

石切丸(あぁ、そういうことか…)

今剣「??あ!天光丸!!」

天光丸「……」

すごい嫌そうな顔をしているな…

今剣がものすごい勢いで天光丸に話しかける

天光丸「…すまない、のぼせるから出させてくれねぇか?」

何が隠してる?

石切丸「……あ、あぁ済まない」

今剣「え!!じゃぁまたあとではなしましょうね!!」

天光丸「…あぁ、…」バシャ

そういい湯気が立ちこめる中、天光丸は湯船を出る


その時に……私は、いや、私たちは見てしまったのだ

天光丸の体中についている







赤いあとを





天光丸「……ッあまり見ないでいただきたいのだが?」

天光丸に、言われ目をそらす

小狐丸「す、すまない」

そさくさと天光丸は出ていってしまった

……ガラガラ

バシャン!!!!!

水面を思いっきり叩く

今剣「石切丸!なにをしているのですか!?」

岩融「……許してやれ…」

小狐丸「……」

手のひらがヒリヒリと痛む

だが、天光丸はもっと痛いのだ、

止まることのない"血"をずっと流しているのだ

石切丸「……くっそ…」

…やり場のない怒り

もっとあの時痛めつければよかった

すぐに殺さねばよかったと、とても思う

…あぁ、くっそ…やっと落ち着いてきた気持ちがまた昂りそうで

三日月「……あれが消えるまで…か」

そうか、天光丸はずっと呪われ続けるのか…

あれが消えるまでずっと

いや消えてもかもしれない

そんなやつを1人にしたくなくて

助けたくて

石切丸「……すまないね、先に出るよ」

岩融「あぁ!!了解した!!!」

きっと君は汚いって思っているだろうから

僕達がそれを清めてあげよう















そのための御神刀なのだから…!!

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作成日時:2019年9月22日 0時

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