3 6 5 日 共 同 生 活 【 虹 】

#21 ページ21

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渋「なぁ」







横山さんが淹れてくれたコーヒーを飲み終わると

今度は渋谷さんがコーヒーを飲みながら私を呼ぶ。






はい、と私が振り向くと

約3秒間じーっと見つめられ、






目を逸らしてしまいそうになるギリギリで






渋「お前って酒飲めんの？」






と聞いてきた。






「あ、はい！少しなら飲めますよ」


渋「………ほーん。」






そうやって、

聞いてきた割に素っ気ない返事をする渋谷さん。






これは、萌える((







そんな変なオタク心をくすぐられながら

次何の言葉を発せばいいか考えていると、







渋「ほんなら今日飲め」






と、命令口調で言われた。






はい！かしこましました渋谷様！

なんて言いたいくらいだ。






「あ、いいですよ。皆さんも飲んでいただけたら」


渋「飲むやろアイツらは」


「それなら、はい、喜んで飲みます」






横〜酒あるか？、と

キッチンにいる横山さんに向かって叫ぶ渋谷さん。






皆さんが飲んでいるのはよく見かけるけど

何気に私はこの家に来てからお酒を飲んでなかったらしい。






もともとそこまで得意じゃないっていうのもあるけど

酔ったら制御が効かなくなってしまうのが怖くて







渋「俺と勝負しよか」


「え、」


渋「ええやん。そこまでやって」


「……は、はあ」







これ大丈夫かな、私。

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