3 6 5 日 共 同 生 活 【 虹 】

#17 ページ17

.






錦「はよ着替えやな間に合わへんのちゃう？」


「はい…すぐ着替えてきます(泣)」






コーヒーでずぶ濡れになったスーツを脱いで

新しいスーツを着て

シミになる前に急いで洗ってってしていたら







「やば、もうこんな時間…」
 





出発時刻をとうに過ぎていた。






「はぁ、終わった…」






どうしよう。

今から出ても電車に間に合わない。







かと言って、次の電車にしたら完全に遅刻だ。

また上司に怒られる最悪の朝が始まってしまう。

そんなのもう散々…






なんて、1人途方に暮れていると






倉「亮ちゃんから聞いたで〜。スーツにコーヒーこぼしたんやって？」






哀れな私の前に、救世主が現れた。






倉「……遅刻！？それは大変やわ。」


「はい…」






そして、救世主は優しくこう言う。






倉「よし、今日暇やし俺が送ってったろ」ﾆｺ






なんて、親切なの、大倉さん…(号泣)






カッコイイ上に親切ってもはや神の領域じゃないですか。





という事で

私は今、大倉さんを拝みたい気持ちでいっぱいだ。






「 ありがとうございますｯ本当に助かりますｯ」


倉「あ〜あ〜そんなペコペコせんといて (笑) 」






いや、神の領域っていうか本物の神だ。






「あ、ありがとうございます//」






助手席を開けてくれるエスコートまで

軽くこなしてしまうんだから。






倉「Aちゃん、職場までナビよろしく」


「は、はい！任せて下さい！」

#18→←#16

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す