3 6 5 日 共 同 生 活 【 虹 】

#13 ページ13

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日もしっかり暮れ、今度は

「ただいま〜」と後ろから甘い声がした。






振り返ると







「ひゃっ///」


安「お、亮も帰ってきた！」






思わず声が出てしまうほどのイケメンが

疲れてそうな顔をしていて、なんだかとろ〜んとしている。







いや、当然皆さん全員イケメンなんだけど

錦戸さんは、なんて言うか…






錦「そないビックリする？(笑)」


「…いやぁ、その」






目が合ってはいけないような気さえさせるイケメン。






そうそう、直視禁止な感じがする。







丸「亮ちゃん、お疲れやな」


錦「そ〜。長かってん色々」







そう言いながら上着を脱ぐ錦戸さんは

なんだか本当に疲れてそうで







丸「大変なんやろ？アクション系っていうの？」


錦「せやねんなー…結構身体にくるんさなー」






なんか役に立てたらいいけど

マッサージ…は私にとってハードル高すぎるし。






疲れてそうな錦戸さんをただ見守るっていう

なんだかもどかしい状況。






芸能人って楽しいだけじゃないんだなぁって

彼らに教えられる。







あ、そうだ！






確かここら辺に…………あった！







「あ、あの、これ、良かったらどうぞ」


錦「え、俺に？」






良かった、私も少しは役立てるチャンスかも。







「疲労に効くアロマ？みたいで」


錦「えーありがとうー！…でもええの？」


「あ、私これ別に自分の為に買ったとかじゃなくて、職場で頂いた物なんで」


錦「そっかそっか」






あの錦戸さんに使われるなんて

このアロマもさぞかし喜んでることだろう。







鞄に入れてたの思い出せて良かった…

そう思っていると






錦「えーなんか、………ほんまにありがとう//」







！！！！！






身体にビビっと衝撃が走る。






わた、わた私に……

錦戸さんが私に向かって照れ笑い………………？






「いえいえ、逆に貰い物で申し訳ないですっ」







軽く1年は生きれるや。

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