【Mondo】出会いは幻想:番外編【CR】 (ページ15)

今日:24 hit、昨日:34 hit、合計:34,766 hit

・ページ15

.

あれから家に帰ってからも一時間に2.3件と連絡が耐えることはなくパソコン前にスマホを置いて私は唸っていた。

もちろん連絡相手は最悪最低で定着してしまった大宮くんでMondoからでは無い。

｢Mondoは自分から連絡してこないからなぁ、悲しいけどそういう人だし…｣

声に出して自分に言い聞かせる。話し相手がいないと寂しいのが恋する女の特徴だと思う。

…じゃあいっそMondoに話してしまおうか

時々思いつきで行動してみるのも悪くないかも

配信サイトを覗いて配信していないことを確認すると私は勇気を出して通話をかけた。3コールもしないうちに低く愛おしい声がイヤホン越しに聞こえてくる。

『はーい、もしもしぃ』

｢はーいもしもし、Mondo今暇？｣

『今暇ですよぉ、どうしたの』

思わず頬の表情筋が緩む。

｢相談を聞いて欲しいの、今困ってることがあって｣

『うんいいよ。あ、じゃあテレビ通話しようか』

｢えっ、スッピンだからそれは…｣

家に帰ってきてから数時間、帰宅後すぐに化粧を落とす私はもちろんスッピンでまだ付き合いたての男性に見せれるほどの顔と度胸は持っていない。

『ええやん、俺もスッピンだよ？』

｢そういう問題じゃなくてですね…！ちょっと！？｣

『はい、これ俺ね』

画面が勝手に切り替わるとMondoの姿が画面越しに映る。

私のためにカメラをつけてくれた彼の姿を見ては体が熱くなってしまった

.