は ページ24
Mondo side.
｢まじだるぅ…｣
Rasに引っ張られて結局よく分からないお店に入ってしまった。最初は嫌がってたSellyもCptと一緒に回って意外にも乗り気な表情をして選んでるし。
俺がディズニーランドに来たかったのはAと一緒に行きたいなって思ってたからで、こんな男共と来る夢の国は暑苦しくてあまり行きたくなかった
｢Mondo？Mondoは何も被らないの？｣
｢ん〜…｣
｢ほら、これとかMondoに似合いそうだよ？｣
Aに差し出される白色のキャップを見ては、やっぱり違うなと心で思う
Aは俺のことを覚えいない。俺は夢のことは鮮明に…覚えてはいないけど。
顔と声はほとんど忘れてしまったけど、夢の中で出会ったのは絶対にAでAなんだ
＿＿おいどうだった
＿＿Mondoのこと覚えてないって。でも夢で男の人と会ったことは覚えてたよ。あの話し方的に…脈あるんじゃない？
＿＿うるせぇ豚野郎
俺のことを覚えてないと。そして俺も相手のこと覚えてないけど。でも俺はそんな状況でも諦めきれない。
｢じゃあ俺が確認することが合ってたらそれ被るわ。知らんけど｣
｢確認？｣
｢うん、準備いい？｣
｢別にいいけど…｣
彼女の分かりやすく多少見えずらい喉仏が動いた。
｢Aってさ、Aでしょ？｣
思わず笑いながらそう言うとAは目を丸くした。
｢え、なんでそれを…私言ってないのに…｣
なんで？って表情と共に怖いって表情もしている。別にそんな顔をさせたいわけじゃないんだけど
｢ん〜俺なんでも知ってる。あとこの白色は俺じゃなくてAが似合う。俺はこっち｣
白色のキャップの隣にかかっている対称的な黒色のキャップを手に取る
｢おれ黒じゃ変？｣
｢う、ううん…黒の方が、素敵…ですっ｣
顔を林檎のように真っ赤にさせ途切れ途切れになっている言葉に俺の頭にはハテナが浮かぶ。俺なんか変なこと言った？
｢ああ、はずかしっ……｣
小声でボソボソと何かを言うと俺に背を向けてしまうA。なんか気に入らなくて肩に手を置いて俺の方に振り向かせるとそれはまたびっくりした表情をして恥ずかしそうに笑った。
日本で言う…鈴のように笑う？なんか違うけどそんな感じで可愛い。
夢の中のAもきっとそうやって俺に笑いかけてくれていたに違いない。
手に持つ商品を2つ、レジまで持っていくと後ろポケットに入れていた財布を取り出した。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1004人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「CR」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もっち(プロフ) - 続きをずっと楽しみに待っていますㅠㅠ お忙しいと思いますが是非更新お願いします！！ (2022年9月1日 0時) (
レス) @page44 id: 9f250ada1f (このIDを非表示/違反報告)
higii(プロフ) - 続きが見てると聞いてとても嬉しいです！！更新大変かと思いますが応援しています！！ (2022年7月29日 16時) (レス) @page44 id: 51fb888dd0 (このIDを非表示/違反報告)
こめこ(プロフ) - いつもご苦労様です！！！続きめちゃ気になりますぅう！これからも楽しみにしてます！ (2022年7月23日 5時) (レス) @page43 id: 412825c0ad (このIDを非表示/違反報告)
もっち(プロフ) - とっても素敵なお話で、続きがとても気になります(ToT)更新大変だと思いますが頑張ってください！まってます！ (2022年7月14日 11時) (レス) @page43 id: dc958e71f0 (このIDを非表示/違反報告)
んかぁ子(プロフ) - ましかにさん» コメントありがとうございます！随分と前にコメントしていただいたようでとても嬉しいです！少しづつになりますがこれからも見守っていただけたら嬉しいです( . .)" (2022年7月5日 21時) (レス) id: 6fa03392b7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：んかぁ子 | 作成日時：2022年3月16日 15時
