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貴side
それから10分後 ピンポーン 臣くんだ。
玄関で待ってもらう? それとも違うところに行く?
でも、もうこの姿で出ればわかるよね。
ガチャ
登 「!!!?!?」
するといきなり抱きしめられる。
まるで一人じゃない 大丈夫だと言われてるように
登「A、なんでこんな事するんだよ。
いつも一人でかかえて。なんで言ってくれねぇんだよ!?お前の彼氏じゃねえのかよ!?」
すると、私を離して両肩を掴みながらふってきたのさ 怒ってる臣くんの言葉だった、
ずっと俯いて黙ってると
登「言わねえとわかんねえだろ!」
「言ってどうなるの!?私は今目の前にあることを必死にしてるだけなの!!たくさん我慢もした!!でも私が選んだ道だから弱音なんてはけない!!熱なんてどうでもいい!!待ってくれてる人たちがいるから限界まで頑張ってるだけなのに!!それなのに、どうして?どうして、沢山言われるの!!!!!!誰も助けてくれないの!!私はロボットじゃないんだから体調だって崩すし感情だってあるの!!!」
終始涙が止まらないほど。 もう最後はやけくそだ。
登「ごめん。きつく言い過ぎた。でもお前が一番大事なんだよ。俺がいないとこで幸せって感じてほしーんだよ。離したくないんだよ。Aは頑張ってる今まで共演した人の中で一番だよ。お前はロボットじゃないんだろ?じゃあ少しは息抜きしなきゃだらろ?たよれって。迷惑とか考えてんだろ。大事な人には頼ってほしーんだよ。わかった?」
泣きわめく私をゆっくり抱きしめながら
子供を慰めるようにゆっくりあやすようにあたまをなでる。なぜか落ち着く。
「臣くん」
「ごめんなさい。」
登「大丈夫。俺がそばにいるからな。
冷えるから中入ろ。手当もする。風邪ひーてんだろ?」
「う、うん。で、でもね、」
登「ん?」
「部屋がらすだらけなの。。」
登「余裕余裕」
ガチャ
登「おい。」
「はい。」
登「二度とすんな。」
「あい。」
口調は荒いけど私の手を握る彼の手は
ものすごくやさしくてあたたかかった
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作者名:まなみ | 作成日時:2018年1月19日 1時