狂ったきみへ。ー短編集ー (ページ2)

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JI『今日からまた学校だけど、わかってるよね？"ダメ"だよ』

私の彼氏でもないくせに

腕を隠せるように大きめのワイシャツを着る。

早くこの家から出たくてサッと身支度を整えて彼の家を出た。

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『おっはよー！！』

3日ぶりだけど随分久しぶりに感じる友達の姿。

そう、昨日までゴールデンウィークだった
皆にとっては幸せかもしれないけど私にとっては地獄だった。

「おはよ！」

バレないようになるべく明るい声で返す

『あれっ、Aなんか、、痩せた？』

「え…」

『それに顔色もちょっと悪いよ？大丈夫？』

友達、、ユリが少しでも変化に気づいてくれただけでも嬉しかった。でもバレるわけにはいかない

彼は本気だ。彼のすることに害を及ぼす人は…

「んー、朝ごはん食べ忘れたからかな？大丈夫だよ笑」

笑って誤魔化すと

『仕方ないなあ、もー』

とか言いながら休み時間に食べるように買ってきたのであろうパンをくれる。

久しぶりの人の優しさに涙が出そうになった

それだけで救われた気がした。