検索窓
今日:30 hit、昨日:4 hit、合計:52,060 hit

25 ページ25

沖田side

沖「ねぇ、A君。いつまで寝てるつもりなの?」
あれから3日が経った。
でもA君は眠ったまま起きる気配がない。
雪「失礼します。...雨宮さん、まだ起きられませんか?」
千鶴ちゃんが部屋に入ってきて僕の隣に座った。
沖「うん、そろそろ起きてもらわないと困るんだけどなぁ。」
おどけたように言ってみても、心の中の不安は消えない。
いつ起きるのかもわからない、もしかしたらもう二度と起きないかもしれない。
沖「A君がいないだけでも屯所の空気が違うよね。」
雪「そうですね。雨宮さんが眠ったままなのは何か理由があるんでしょうか...?」
沖「わからない。でも風間が言ってた『戻りたい過去』って言うのが気になるんだよね。」
雪「風間さんが?...お千ちゃんなら何かわかるかもしれません。」
沖「この間の子?でも屯所に連れてきていいの?」
雪「土方さんに許可を貰えるでしょうか?」
千「その必要はないわ。」
振り向くとそこには千ちゃんがいた。
雪「お千ちゃん!」
沖「なんで君がここにいるの?」
僕の問に合わせるように左之さんが後ろから顔を出す。
原「俺が連れてきたんだ。土方さんにも許可は取ってきたから安心しな。」
沖「左之さん。」
雪「お千ちゃん何かわかるの?」
千「A...。ここに集まれる人達を出来るだけ呼んできてくれませんか?」
原「わかった。すぐ呼んでくる。」

みんなが部屋に集まると、A君を囲むように座った。
千「沖田さん、目を閉じて心の中でAに呼びかけてください。私がAの心と繋がる道を開きます。皆さんも呼びかけてください。」
僕は言われた通りに目を閉じた。
すると白いモヤみたいなのが辺りを包んで、僕は光となってA君の元へ向かって行った。


沖田side終了

26→←24



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (16 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
40人がお気に入り
設定タグ:薄桜鬼 , 討鬼伝 , 沖田総司
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:咲耶 | 作成日時:2017年4月10日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。