◯ 2人のルール ページ7
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次の日の朝、髪の毛も整えて制服に着替えて
リビングに行くと永瀬さんがいた。
もうスーツ着てる。
何時に起きてるの？物音1つ立てないし。
『 あ、おはようございます。よく眠れました？』
「 ん〜まぁ。」
『 朝は何飲みます？』
「 オレンジ…、っていやいや自分でやるからいいよ。」
『 …恐れ入ります。』
敬語も、その何でもやってくる姿勢も何も変わってない。
あれだけ言ったのに。
永瀬さんは朝ごはんを用意してくれてた。
ふわっふわの小さいオムレツに、
ミニトマトとサラダ、私の好きなフルーツまで。
「 私の好きな物ばっか…、どうして知ってるの？」
『 これぐらい知っとかないと務まりません。』
一体どこで調べてきたんだ…。
朝食の好物なんて公言したことないのに。
そして相変わらず隅っこに突っ立ってる永瀬さん。
「 はぁ…、もう永瀬さん！」
『 はい。』
「 はいじゃなくて、そこ立たないでって。
しかも永瀬さんは食べないの？」
『 もう済ませましたので。』
「 じゃあもういいから座って。」
無言の圧をかけると静かに座った永瀬さん。
すると何かを思い出したのか、
おもむろに紙とペンを出して何か書き出した。
「 なに？それ。」
『 これからの2人の決め事です。』
「 決め事？なにそれ。」
『 2人のルールってやつです。』
ニヤリと笑った永瀬さん。
やっぱり怖い。
口元はたまに緩むけど、目はいつも笑ってない。
何を考えているか分からないし、
いつも目が死んでいる。
「 決め事って例えば、門限とか？」
『 まぁそんな感じですね。
門限はありません。片時も僕が離れませんから。』
素の一人称、僕なんだ。
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紫暢(プロフ) - 卵さん» 初めまして、本作に目を通して下さってありがとございます:-) そのお言葉を励みにこれからも頑張ります。 (2019年5月14日 18時) (
レス) id: 4079e9622e (このIDを非表示/違反報告)
卵 - こんにちは、作者さんとは初めましてですね！この作品とても面白いです！これからも、読ませていただきます！更新頑張ってください！ (2019年5月14日 16時) (レス) id: 4c39965e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫暢 | 作成日時：2019年5月13日 2時
