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お湯が湧ける間、永瀬さんはココアを入れてくれた。
「 永瀬さん…、座ってもらっていいんですよ？」
部屋の隅っこに立ってじーっとしている永瀬さん。
「 それに、聞きたいこと山ほどありますし。」
『 …では。』
そう言うと私の前に遠慮気味に座った永瀬さん。
改めて正面から見ると、凄まじく整った顔だった。
「 まず、私を何から守るんです？」
『 …それはまだ話せません。』
「 まだって…、家族の死と関係あるんですか？」
そう聞くと、静かに俯いた。
これも上からの指示なんだろうか。
「 分かりました、質問変えますね。
永瀬さんおいくつなんですか？」
『 今年20歳になりました。』
「 えっ、まだ20歳？私と2個しか変わらない…、」
20歳でボディーガードってどんな人生なの？
「 じゃあ、年下の私が言うのもなんですが…、
2人きりの時は敬語やめにしません？」
『 えっ、』
これもまた上からを気にするのかな。
「 ほら、一緒に生活していくんだし…、」
『 …分かりました。ですが、2人きりの時だけですよ？』
まるで悪巧みするかのような顔をする永瀬さん。
あまりの美しさに息を飲んだ。
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紫暢(プロフ) - 卵さん» 初めまして、本作に目を通して下さってありがとございます:-) そのお言葉を励みにこれからも頑張ります。 (2019年5月14日 18時) (
レス) id: 4079e9622e (このIDを非表示/違反報告)
卵 - こんにちは、作者さんとは初めましてですね！この作品とても面白いです！これからも、読ませていただきます！更新頑張ってください！ (2019年5月14日 16時) (レス) id: 4c39965e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫暢 | 作成日時：2019年5月13日 2時
