◯ 永瀬さんの頭の中 ページ19
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その後2時間ほど寝て、もう一度起きた時には
もう外は明るくなっていた。
あれから永瀬さんは布団には戻って来なかった。
また遠慮してるのか分からないけど…。
洗面所に行って顔を洗って髪を整えて
制服に着替えた。
「 おはよう〜。」
『 おはようございます。』
また敬語…。
『 …口聞いてもらえないんだった。
おはよう…、』
独り言をつぶやいてから言い直してくれた。
「 よく出来ました。(笑)」
永瀬さんはいつも通りだけど、
やっぱり昨日の夜のことが気になる。
じーっと見ていると、目が合った。
『 …なに？』
「 …いーや、別に？」
タメ口を提案したのは私だけど、
やっぱりなんだか慣れない。
ていうか、敬語辞めた途端関西弁めちゃくちゃ激しくなったし。
『 今日は迎えに行く。』
「 あ、うん…。」
昨日あんな事があったからか、
永瀬さんの目は燃えていた。
目の奥は死んでるんだけどね。
「 ねぇ、どうしても永瀬さんのこと
話しちゃだめ？」
『 あかん。』
「 どうしてあかんなの？」
『 ボディーガードがついてるって事は
なんかしら危険があるってことや。』
「 のんちゃんが危ない人だって言いたいの？」
『 そうやない…、』
永瀬さんは背を向けたままだった。
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紫暢(プロフ) - 卵さん» 初めまして、本作に目を通して下さってありがとございます:-) そのお言葉を励みにこれからも頑張ります。 (2019年5月14日 18時) (
レス) id: 4079e9622e (このIDを非表示/違反報告)
卵 - こんにちは、作者さんとは初めましてですね！この作品とても面白いです！これからも、読ませていただきます！更新頑張ってください！ (2019年5月14日 16時) (レス) id: 4c39965e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫暢 | 作成日時：2019年5月13日 2時
