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『 シスコンの兄が放課後迎えに来る。
おかしくないやろ、これ。』
「 シスコンなんだしかも…。」
自信満々な設定みたい。
すごいドヤ顔かましてる。
「 お兄ちゃん設定ならのんちゃんにも話していい？
話すって言うかのんちゃんだけ歩いて帰らせるのも
すごく申し訳ないし…、」
『 分かったよ。そこまで言うなら。』
「 ほんと？！ありがとう！」
頭でっかちが初めて許可してくれて
嬉しさのあまり抱き着いてしまった。
『 えっ、ちょっ…、やめろや…、』
「 やべ、ごめん。」
拒みはされなかったものの、
めちゃくちゃ顔が赤くなってる永瀬さん。
こういうの耐性ないんだなって思ったし
可愛いとこあるんだな〜。
『 早く行かな遅れんで。』
「 えっ、」
そう言われハッとして時計を見ると、
もう家を出ないといけない時間だった。
「 また遅れる〜！！」
ダッシュで歯磨きをしてリップを塗って
靴を履いた。
『 ほんまに今日も朝はええの…？』
「 朝は大丈夫、…帰りは来て？」
『 分かった。』
あ、初めて笑った顔見た。
「 行ってくるね！」
『 行ってらっしゃい。気いつけや。』
そして初めて手を振ってくれた。
朝から嬉しいことばっかだなあ。
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紫暢(プロフ) - 卵さん» 初めまして、本作に目を通して下さってありがとございます:-) そのお言葉を励みにこれからも頑張ります。 (2019年5月14日 18時) (
レス) id: 4079e9622e (このIDを非表示/違反報告)
卵 - こんにちは、作者さんとは初めましてですね！この作品とても面白いです！これからも、読ませていただきます！更新頑張ってください！ (2019年5月14日 16時) (レス) id: 4c39965e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫暢 | 作成日時：2019年5月13日 2時
