Chocolate Love (ページ5)

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おばぁちゃんが帰ってきて家族全員が揃った。

祖父「ところでなんでいきなり帰ってきたんだ？」

父「実はホグワーツの入学案内がAに届いてさ」

ホグワーツの名前を出した途端、祖父母は驚いた顔をした。

祖母「Aちゃんも魔法が使えるのかい...と言っても志保の家の血が流れてるからそうよねぇ。」

『おばぁちゃん達も魔法のこと知ってるの？』

祖父「まぁなんたってワシらもホグワーツを卒業してるからなぁ。」

まさかホグワーツのこと知らなかったのって私だけ...

祖母「あなた達ってジェームズとリリーと一緒の学年だったわよね？」

母「そうそう、リリーのお墓にお花持ってかなきゃな」

祖父「噂での、ホグワーツで今スネイプと今年からルーピンが教鞭を執るらしいぞ」

父「僕は全然ふたりと接点ないな(--;)
でも大丈夫か？スネイプって確か...」

母「やめましょ、リリーも最後までセブルスの事は信じてたから疑いたくはないの。それに！リーマスが先生なら安心よ。」

私にはなんの話しをしているのかはさっぱり(笑)

『私っていつから転入するの？』

少し話題を切りかえてみた。

父「ホグワーツにはいつでも行けるぞ。でもその前にダイアゴン横丁に行って、ペットと杖を買わなきゃな。」

母「でもペットはうちのフクロウでいいし、杖も蒼神の杖があるから実質もう入学できるわよ。お義母さん、杖ってあそこにありますよね？」

祖母「あるよ」

母「おいでA。杖を降ってみるよ」

『はーい』

祖父「ん...?ちょっと待て。Aちゃんはもう呪文は使えるんだよな？今までどうやってたんだ？」

父「それが...無言呪文」

祖母「あらぁすごい！さすが蒼神ね」

母「そうねぇ笑笑」

母に着いて階段をあがり二階の部屋に行くと、少し古そうな箱を開けて杖を取りだした。

母「これは私のおばぁちゃんも私も使っていた歴史のある杖よ。」

杖は基本木の枝を使っていると聞いてたからそれを見た瞬間驚いた。

だってブルーシルバーの光沢がある杖に翡翠色の装飾品が飾られている。

パッと見だと杖とは思えない。

母「さぁ、持ってみて？」

そう言われて杖を持つとなんて言えばいいんだろう。

黒い光が現れたけどなんか心地が良くて、私は好き。

だけど母はそうじゃないみたい。

私の後ろを見て顔が青ざめていた。

母「A！！早く杖を置いて！」

『う、うん。どうしたの？』

この時の母の顔は一生忘れられない。