Chocolate Love (ページ22)

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『私なのはもう分かったでしょ？さぁ、トリックオアトリート！』

ハリ「あ、はい。これ、」

『わぁ！嬉しい！チョコレートじゃん！さ、ロンは？』

ロン「あー、後であげる...絶対...後で...」

『ダメー、ん〜じゃあ〜、』

どんなイタズラにしようか考えたらふと、ロンが飼っているネズミのスキャバーズが思い浮かんだ。

(あんな耳としっぽが生えてたらな...)

そんなふうに想像をしていると

ロン「うわぁ！ちょっとロシェ〜、勘弁してくれよ〜」

ハリ「いいじゃんか(笑)君なんの仮装しようか悩んでたろ？にしてもロッシュ、君最高だよ(^∇^)アハハハハ!」

なんのことだろ...と目を開けるとなんとびっくり。

ロンに耳としっぽが生えてた(笑)

あぁそうだ、私無言呪文使えるんだ(笑)

ロン「君今呪文って唱えてたかい？」

『あれ、言ってなかったっけ？私無言で呪文かけられるの。今のはそんな呪文知らないから頭の中で想像しただけよ。』

完全に2人とも口をポカーンとして今にも顎が外れそう(笑)

ロン「君って純血だったっけ？アップルなんて今まで聞いたこと無かったけど」

『あー、それに関してはまた今度説明するわ。かなりややこしいからね。』

ハリーとネズミになってしまったロンを見て爆笑していると男子寮から騒がしい2人組が降りてきた。

ｼﾞｮｰｼﾞ「お！こんな所に赤毛のネズミがいるぞ」

ﾌﾚｯﾄﾞ「俺らが先にかけてやろうと思ってたのに姫に先回りされたようだ」

ロン「でも先に兄貴たちにやられてなくて良かったかも...」

『フレッド、ジョージ！トリックオアトリート！』

ﾌﾚｯﾄﾞ「姫にお願いされちゃ仕方ないけど」

ｼﾞｮｰｼﾞ「あいにく俺らはお菓子を持ってない」

ﾌﾚｯﾄﾞ「だから君には悪戯仕掛け人の」

ｼﾞｮｰｼﾞ「イタズラグッズをプレゼントするよ」

『ホント！やったぁ！私ドッキリとか驚かすの好きなのよ！』

ハリ「ロンどうしよう....。ロッシュが悪の道に引きずり込まれちゃったよ...」

ロン「兄貴たち絶対に今晩ナメクジを吐きまくる呪い掛けてやる。」

ハリ「3日間くらい続けたら？」

ハリーたちのそんな会話は聞こえてなくて

いたずらにウキウキだった私は

『じゃあ私誰かにイタズラ仕掛けてくるね！』

と言って談話室をあとにした。