Chocolate Love (ページ3)

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『も、もう分かったから！』

目の前の光景に驚きすぎてこれ以上ものが浮いているのを見ると失神してしまいそうだったから止めてもらった。

『でもさ、なんで今届いたの？私今小学五年生だよ？中途半端じゃない？』

母「ホグワーツではね11歳から学校に入学するのよ。」

『でもなんで私に入学案内が届いたのよ』

私は普通の小学五年生だ。なのに外国の、しかも魔法の学校から手紙が届くなんて信じられない。

父「きっと魔力があるんだろうな。蒼神の家の子だから。」

『蒼神って...ママの旧姓よね？』

父「そうだよ。蒼神家は日本で唯一の純血の一族なんだ。そして最強の魔力を持つ一族でもあるんだよ。」

私は父の言っていることがよく分からなかった。

でも半分だけわかることは、その最強の一族の魔力が少なくても私には流れてるということだ。

『でもなんでその魔力？が私にあるって分かるの？』

母「それはきっとダンブルドアよねぇ」

父「だな。ダンブルドアというのはホグワーツの校長だ。とても凄い魔法使いでもある。」

ダンブルドア...どんな人なんだろう。

最初は疑心暗鬼だったホグワーツも父と母のわずかな時間の話だけで魅力的に感じるということはとても素晴らしい場所なんだろうな。

母「それでどうする？あなたには2つの選択肢があるの。」

分かってる。1つはホグワーツに行くこと。

2つ目はこのまま日本で暮らすこと。

父「ホグワーツでは魔力をキチンと扱えるように先生たちに教わるんだ。Aも今までにあっただろう？不思議なことが...」

不思議なこと...そんなの多々ある。

ものが浮いたりはしなかったけどいきなり欲しいと思ったものが手元にあったり、

つぼみの花がいきなり咲いたりとか

今の私にはホグワーツに行くことが1番の選択肢だろう。

でも友達の顔が浮かんでくる。

私が選んだ選択肢は

『私、13歳になったらホグワーツに行く！』