お姫様寄りというかお姫様。

Lovely Xmas.(緑×赤) ページ44

緑色side







しげと付き合って初めてのクリスマス。




そもそも、こんな関係になれたのはかわいいかわいい彼からの告白。


Jrの頃から彼のことが好きだった俺は、男同士やから、メンバーやから、なんてしょーもない理由をつけて自分の気持ちにブレーキを掛けてた。


とある冬の日。


街はクリスマスが終わり、すっかり年末年始モード。


そんな時に彼が俺に想いを告げてくれた。



『神ちゃんのことが好き。付き合ってください！』




今でもこの情景は忘れられへん。



顔を真っ赤にして白く息を吐く君は、とても愛らしかった。



そこからちょうど1年が経った。



彼と俺が付き合い始めたのは12月26日。


ちょうどクリスマスの次の日やったから、2人で迎えるクリスマスは初めてで。


いつもよりちょっとワクワクしてる。



少し俺の仕事が遅くなってしまい、急いで駅の階段向かう。


小走りで行くと、そこには笑って手を振る彼の姿。



緑｢しげ！｣


赤｢神ちゃん！｣


会いたかったとでも言うように近づいてくるその様子は、なによりもかわいらしい。


寒いからか、結構近寄ってきてくれる。


外ではあんまり引っ付いてきてくれへんから夢みたいやなぁ。なんて思ってしまう笑


緑｢あれ？前髪切った？｣


赤｢そやねん！でも少し切りすぎたかも笑｣


そう言っておでこを触るしげが可愛すぎて、


公共の場やのに抱きしめたくなって困ってしまう。


そんな俺のことは露知らず、



『寒いなぁ。』


とボヤく彼。


そう言うから彼の手を取り俺のポケットへ。


ちゃんとカイロも忍ばせといた笑笑


赤｢あったかぁ。。


カイロあるやん笑


てかこれ俺かやりたかったやつやん！笑｣


緑｢そやな笑


まあ、ええやん？｣


赤｢まあ、ええよ？笑｣


よく分からない返答やったけど、しげも俺も幸せであることだけは理解できた。

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