キスは君から、それ以上は僕から。

ハジメテのテスト勉強。 ページ4

桃色side









高1の5月下旬。









高校生になって、最初の定期試験が行われた。









俺の通ってるこの学校は、府内でも1.2位を争う進学校。









やから授業のスピードも尋常やなくて、、、









得意科目はええねんけど、









苦手な数学に俺は苦戦していた。









それでも俺の今の数学の評価は5









あれ？って思った？笑









それは俺の恋人のおかげ。









テスト前、1人で教室で放課後に勉強してた。









数学がわけわからんすぎてムシャクシャしてると、









俺の想い人が入ってきた。









赤｢おー！小瀧やん！！何してんのー？｣









桃｢何してんのって笑


テスト勉強ですよ、テスト勉強。｣









赤｢おー！偉いなー！って、テスト前やからか笑笑


あれ？数学苦手なんちゃうん？｣









俺の教科書を見て疑問に思った先生。









桃｢苦手やからはよ済ませようおもて、、笑笑


でも全然進まないんですよー笑｣









ってか俺の苦手科目覚えてくれてるやん。









嬉しっ。









赤｢そっかー、、









なんなら、俺が教えたろか？｣









桃｢え？｣









赤｢俺理系やし、たぶんできんで？｣









桃｢いいんすか！？お、お願いします！！｣









赤｢んじゃぁ、早速やるか笑笑









あ、これ他の人には言うたらあかんで？



数学の先生にはもちろん、クラスの子にもな？｣









そう言うて人差し指を唇に当てた。









クラスの子にも？









俺だけ特別扱いやん。









桃｢…ﾎﾞｿｯ2人だけの秘密やん。｣









赤｢っ！？/////


考えることが高校生やなー笑


でもそれは好きな子とかに使うもんやから、使い方ちゃうで？笑笑｣









待って聞こえてたとか/////









『好きな子とかに使うもん』とか言うてるけど、









俺の好きな子は貴方やから。









使い方、あっとるよね？？









なんていう気持ちは、









俺だけの秘密。

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