26日生まれの彼が26歳になる前に

青色の赤色。 ページ28

青色side









2019年8月25日。









俺としげが同い年最後の日。









俺が告白して、付き合って1年が経とうとしていた。









1年経ったら、やっぱり特別な気がして。









10年以上一緒におったけど、これほどまでに幸せな1年はなくて。









喧嘩もしたし、嫉妬もした。









でもそれ以上に彼のことがどんどん好きになっていった。









今年も、花火を見に行っている。









去年と違うのは、手を繋いでみているということ。









花火が終わるけど、すぐに帰ろうとしないのはきっと思い入れがあるから。









青｢しげ、伝えたいことがある。｣









赤｢…なに？？｣









俺の言うことを察したのか、柔らかく微笑むしげ。









去年も緊張したけど、今年もドキドキや。









青｢大毅。大毅とは10年以上一緒におったし、同期になれてほんまによかった。


去年、振られる覚悟で告白したけど、この恋が実ってほんまに嬉しかった。


それから1年、大毅と過ごせた日々はほんまに幸せやった。


ありがとう。


これからもずっと一緒にいたい。


やから、





















俺と結婚してください。｣









彼の方を見ると目から大粒の涙が出ていた。









赤｢…はい！！｣









と返事をしてくれて俺に抱きついてくれた。









腰に手を回してくれたから、俺は首に腕を回し、チェーンを付けた。









少しびっくりして自分の首を触る彼。









首元の指輪が光っていた。









赤｢流星、、これ、、｣









青｢指輪。大毅は首からかけといて？


俺は、薬指にはめるから。｣









赤｢お、俺が、流星の薬指にはめたい！！｣









そう言うてはめてくれた。









青｢…あと、これ。｣









と言って俺が渡したんは鍵。









青｢健やかなる時も、病める時も、｣









赤｢喜びの時も、悲しみの時も、｣









青｢富めるときも、貧しい時も、｣









赤｢これを愛し、これを敬い、｣









青｢これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか？｣









青、赤｢誓います。｣

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