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2限目は適当に聞き流していたら終わっていた。
お昼休みになり、ヨニと食堂でご飯を食べる。
「なんか2人だけって久しぶり?」
「だね」
今までは毎日ジョンハンたちの近くへ行って、そこにいるみんなで食べたりしていた。
めちゃめちゃ嫌がられてたなぁ。ジスにも。
1年以上どこに行くにも付きまとっていたことは本当に悪いことしたな、と思う。
ヨニにもたくさん迷惑かけたし。
「…ヨニ、いろいろごめんね」
「え?何が?」
「いつもジョンハンのとこに付き合わせちゃって……あと、それなのに急にもういいって…」
「そんなの全然いいけど?昔もっと振り回されたことあるし」
「ううん。今度何かお礼する」
「ほんと!?何してもらおう!」
何でもする、と伝えると彼女はニコニコ嬉しそうに笑った。
罪悪感がチクリと痛む。
これからもし誰かに恋をしたとしても、彼女を一番大切にしよう……今決めた。
「あっそうだ、Aと行きたいところあったんだ!」
「どこどこ?」
スマホで何かを探し始める彼女。
その後ろに人影が近づいてきて、反射的に顔を上げる。
私と目が合うと、長いまつげをぱちぱち揺らすこのイケメン。
「うわ、スンチョル」
「悪かったなジョンハンじゃなくて」
「それ禁句」
「は?」
あ、言っちゃった。
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な - すごく好きな小説です。更新は再開しませんか…? (2021年12月18日 21時) (レス) id: 6d1be3e57f (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - wnynaさん» コメントありがとうございます!えっっちょっと嬉しすぎて秒でスクショしましたありがとうございます(TT)(TT)私なんてまだまだなのでwnynaさまの想像力のおかげです…!(;_;)一生分褒めていただいた気分です(笑)本当にありがとうございます!これからもお願いします! (2020年11月14日 9時) (レス) id: 48d11b33af (このIDを非表示/違反報告)
wnyna(プロフ) - もう琥珀さんと琥珀さんが書かれるお話が大好きすぎて毎日更新ないか確認して生きてます、、!ジョンハンの前髪がかきあげて、跳ねてる髪を見てたら目があったシーンなんて一度読むだけで情景が浮かびました。本当に素敵です。応援してます。 (2020年11月14日 1時) (レス) id: 0b52e8d8b9 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます!そうですね…間接的に言われたという感じです>< その辺りのことは近々お話に書こうと思っております…!わかりにくい書き方をしてしまい申し訳ないです(;_;) (2020年11月2日 8時) (レス) id: 48d11b33af (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 質問なのですが、ハニさんから直接言われたことはないんですよね?あくまでも主人公ちゃんのみた夢の中で「あいつだけは」と言われたわけで。解釈合ってますかね? (2020年11月1日 22時) (レス) id: 0f7e13c0ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琥珀 | 作成日時:2020年10月8日 22時