4.僕の女王様。 ページ5
RM.side。
何が起こったかすぐには理解出来なかった。
ジョングガが床を蹴って彼女の腰に手を伸ばした時にはジョングガは舞っていた。
あの筋肉質で兄弟の誰よりも強いジョングガが負けたのだ。
気づけば僕は心から盛大な拍手を送っていた。
次第にホビやジニヒョンも拍手を送る。
それを見て鋭い目を丸めて驚いた彼女は照れくさそうに頬を染め笑った。
なんだ、悪い人じゃないじゃないか。
こんなにも強くて美しくて、可愛らしい素敵な女性だ。
A:「さて、立てますか、Jungkookさん??」
kook:「は、はい!!」
彼から体を離して差し出された手を取るマンネを見てそれはポジションが逆なんじゃないかとツッコミを入れてしまいそうだったが、あまりにもそれが絵になりすぎていて言えなかった。
真っ白で細身のイケメンが、うさぎのように愛らしい顔に似つかない体をした男を支え抱き起こす。
ジョングガは顔を真っ赤にしている。
それがどうかしたのかと言うように彼を下から覗き込むようにして彼女は問いかける。
A:「すいません、怪我でもしましたか??痛みませんか??」
kook:「いえ、怪我はしてなくて…その……」
人見知りのマンネは今にでも恥ずかしさで泣きだしそうだった、見かねた俺が彼女の手と体を彼から引き剥がす。
A:「うぉっ!?」
RM:「すいません、うちのマンネが」
抱き寄せた腰は簡単に折れそうなぐらい細かった。
そして触れた肌はキメ細やかで冷たい。
これはこれは…ずっと触れていたくなる。
A:「いや、こちらこそ申し訳ない…。彼は大丈夫なのか??」
RM:「えぇ、それより早く着替えて??」
A:「は??」
気づいていないのか、その綺麗な肌を。
ちらりと覗かせる腰や胸元を狙う狼がこの場に何匹いるのかを。
少し離れた場所に突っ立ってるパンさんから彼女が来ていた物を預かると俺はシャツを着せ、膝をついて自分の脚に座るように促す。
A:「どういうつもりだ??」
RM:「見た通りです。靴を履かせますからこちらへ」
キョトンとして間が開く、けど何がおかしいのか分からないが声を上げてわらった彼女は大人しく僕の片膝に腰を下ろす。
A:「ははっ、王様にでもなった気分だ!!」
RM:「女王様の間違いでは??」
そう意地悪く言うと彼女は面白くなさげに頬を膨らませた。
俺達がこの人に落ちるのは時間の問題だ、そう心で笑った。
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香奈(プロフ) - 読んでいてとても面白いです!話の構成が分かりやすくてとても好きです!パスワード教えてください! (2018年12月22日 10時) (レス) id: a6454c6e35 (このIDを非表示/違反報告)
静瑠(プロフ) - yyitty1206さん» 返信遅くなって申し訳ありません(´;ω;`)今後の展開にもご期待ください!!yyittyさんのボードの方にURLとパスワードを送付致します、作品は更新が停止中なので気長にお待ち頂けたらなと思っています:;(∩ ˘ω˘ ∩);: (2018年9月23日 23時) (レス) id: be2936d6a9 (このIDを非表示/違反報告)
yyitty1206(プロフ) - とっても面白くてこれからの展開が楽しみです!パスワード教えてください!! (2018年9月21日 22時) (レス) id: 1cf4335225 (このIDを非表示/違反報告)
ソヨカ(プロフ) - 静瑠さん» ありがとうございます!楽しみにしてます!! (2018年9月16日 21時) (レス) id: 63aa5b9f2a (このIDを非表示/違反報告)
静瑠(プロフ) - ソヨカさん» コメントありがとうございます!!ソヨカさんのプロフィールにURLとパスワードを送付しますね!!別作品は更新が遅くなりますが気長にお待ちください:;(∩ ˘ω˘ ∩);: (2018年9月16日 15時) (レス) id: be2936d6a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:静瑠 | 作成日時:2018年8月17日 14時