66.凍てつく空気の中で ページ6
・まふまふ
11月頃、ひきフェスに来てくれたAと撮った写真をTwitterあげた時、凄い反響だった。前までは知り合いであっても、自分のライブなどに呼ぶという事がなかったので初めてに近かった。
歌い手仲間が珍しそうに、Aに話しかけてたのを覚えてる。でも、Aは誰に対しても優しいというか、平等に接しているので馴染めている。
昔から人見知りが激しくて、人に話しかける事すら難しかった僕にしてみると、Aは本当に凄いなって思ってしまう。
天月にAを紹介してもらった時も、上手く話せなかったのを覚えている。というか、普通に自分が大好きなゲーム実況者さんを目の前にしたら、ファンとして緊張するよ!?
そして今日はキヨ、A、さかたん、Eveくんを呼んで焼肉に行く事に。天月も誘ったけど、どうやら来れるか分からないという。待ち合わせ場所に行ったらキヨとAが既に到着していた。
まふ「2人共早いね」
キヨ「お前が遅いんだよ」
まふ「いやいや、待ち合わせの時間10分前でそれ言われる(笑)?」
キヨ「まぁ、ちょっと買い物あったから早く出てきただけだけど」
Aは僕とキヨの会話を笑いながら聞いていた。その後さかたんとEveくんとも合流。焼肉に向かいテンションが上がる僕達と温度差を見せるキヨ。
坂田「キヨいっつもテンション低くない?」
「あっ安心してください、キヨさんめっちゃ喜んでますよ」
キヨ「はぁ!? お前何言ってんの!?」
「さっき待ち合わせに向かうまで、まふさん達とご飯食べに行くの久しぶりだなぁって言ってたじゃないですか」
キヨ「恥ずいからやめろお前は!(笑)」
「事実を述べたまでです(笑)」
2人はとても仲がいい、そりゃそうだ2人は学生の頃から仲がいいんだから。隣を歩くキヨの事が少し羨ましかったり、自分の知らないAをキヨは知っている。
でも、僕は今の状況でも十分幸せだし楽しい。だって元々1人のファンだった僕が、一緒にゲームが出来て一緒にご飯を食べれるなんて、友人特権だし。
今でもファンは変わらないけど、友達になれた事は本当に嬉しい。
まふ「ご飯食べたらさ、僕ん家でスマブラでもやる?」
坂田「おーええやん」
ふとスマホが鳴ったので見てみると、天月が連絡を寄越してくれた。どうやら、合流出来るらしい。
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作者名:明 x他1人 | 作成日時:2019年12月26日 13時