74.異色のコラボ ページ38
・天月
今日はまふくん、さかたん、キヨの4人で集まっていたのだけど、さかたんがゆきくんを呼んだお陰で、キヨとゆきくんが鉢合わせになった。どちらも初めましてで、共通点といえばAちゃんくらいだろう。
どちらかと言うと、キヨよりもゆきくんの方が緊張しているみたい。
天月「ゆきくん、緊張してるの?」
みんながゲームに集中しているので、ゆきくんにそう聞いてみる。
クロユキ「まぁ、何となく緊張しとるかな」
そんな事を言っていたゆきくん。しかし、一緒にゲームなどをしていたら仲良くなったのか、もう普通に友達みたいにゲームしてる。
お互いコミュ力高いわけじゃないのに、よく打ち解けられたなぁ、と2人に言ったら怒られそうなので自分の中だけで思っておこう。
・
しばらくしてから、大学時代のAちゃんとゆきくんの話になった。
クロユキ「ん〜第一印象、近寄り難いやったかな。あんま感情の起伏がないというか、頭良かったから、別次元みたいな印象」
まふ「Aって本当に頭良いんだ……」
クロユキ「本当に頭良いんだってなんや(笑)」
まふ「いや、普段はちょっと抜けてると言うか、天然? みたいな部分あるのに、いざ話聞くと頭良いんだなぁって」
キヨいわく、外国のゲームの翻訳は大抵Aちゃんがしてくれるという。
クロユキ「仲良うなったきっかけは、単純やったけどな。ふと隣見たら、めっちゃノートのとり方綺麗やったから、思わず凄って声に出してもうて(笑)」
それから色んな話をしてくれた。当時Aちゃんをゲーム実況者って知った事とか、ずっと連絡取りたかったけど、長年話してないと気まずくなって連絡取れなかったとか。
そんな中でさかたんが爆弾発言をする。
坂田「Aって、彼氏おった?」
さかたんの言葉に反応する、まふくんとキヨ。ゆきくんは、彼氏……と呟き考えながら口を開く。
クロユキ「おらんかったと思う。そんな話聞いた事あらへんし、アイツに彼氏出来たら多分大学内ざわつくで(笑)」
キヨ「えっなんで?」
クロユキ「そら人気者やったから。女子は男だったら付き合いたい言う人も多かったで? 確かに美人やから、付き合ってた男の1人や2人でも居てもおかしないんやろうけどなぁ〜」
ゆきくんは、Aちゃんの事を好きだったりしなかったのだろうか。
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作者名:明 x他1人 | 作成日時:2019年12月26日 13時