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65.サポートしてくれる仲間 ページ3

・ヒラ





俺には最近苦手になったものがある。それはホラーゲームだ。ゲーム実況者としてホラーゲームは実況する分類のひとつであり、必要なジャンルだ。




でも、とあるホラーゲームの実況をやってから、苦手になったというか少し怖さを遠ざける様になってしまった。サイコホラーも怖いけど、普通のホラーの方が断然怖い。




こんなんじゃダメだなぁって思いつつ、自分からはどうしてもホラーゲームに向かないので、最俺の中でホラーゲームをやってる量はキヨと同じくらいかそれ以上のAに相談してみる事に。




ヒラ「って感じでさ、どうしたらいいかなって」



『んーやっぱり克服するにしても慣れていく事が第1優先ですからね。もし良ければ、私一緒に実況参加しますよ』


ヒラ「どうしよう……でも少しでも実況したいなとは思うからなぁ。最俺ハウス集合出来る?」


『えーっと……大丈夫です!』




1時間後に最俺ハウスに待ち合わせをして、持ち物などの支度をし向かうことに。予想通りAは俺よりも先に最俺ハウスに到着していた。




「あっ、お疲れ様です!」


ヒラ「ごめんね、いきなりこんな事に付き合わせちゃって」


「大丈夫ですよ(笑) ちなみに、来る間色々どんなのがいいかなって調べてたんですけど__」




Aは俺の為に何個かホラーゲームを用意してくれた。相も変わらず優しいなぁと思いつつ、選んでくれたホラー内容を見てると鬼かなというレベルの物がいくつかあった。



「これが一番いいのかなって考えてたんですけど、どうですかね」


ヒラ「んー確かに他のやつよりはやりやすそうだし、俺でも出来そう」


「もう少し優しいやつ探してみましょうか」


ヒラ「えっ、大丈夫だよ?」


「いや、もう少し優しいやつの方がやりやすいと思います! ちょっと待ってくださいね……」




自分の不安な顔色がAに伝わってしまったのだろうか。




「あっ、これならどうですか? 適度なホラー脱出系です」


ヒラ「おーやってみたい!」


「じゃあこれを実況しましょうか」




Aは準備を始めていて、俺はゲーム実況者らしからぬ緊張をしていた。ホラーゲーム自体久しぶりなので、上手く自分が実況出来るか不安。




「ヒラさん、大丈夫ですよ、私全力でサポートします!」




笑顔で言うAの言葉が自分の不安を消してくれる。Aの言葉は昔から誰かにとって、凄い支えになるというか力がある。

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設定タグ:キヨ , 最俺 , ゲーム実況者
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作者名: x他1人 | 作成日時:2019年12月26日 13時

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