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「大丈夫ですか? うなされていたので……」


まふ「大丈夫、ごめんね心配かけて」





時刻はあれから2時間も経っていた様で、既に外は暗くなっていた。





まふ「僕こんなに寝てたんだ」


「体調どうですか?」


まふ「まだ少し、でもさっきよりは断然楽」


「ご飯作ったんですけど、食べれますか?」





正直食欲はないけど、せっかく作ってくれたみたいだし食べよう。




まふ「食べようかな」


「無理してないですか?」


まふ「大丈夫」





わかりました、と言ってAは僕が寝ている部屋から出ていく。何とか部屋からリビングへと向かうといい匂いが漂っている。リビングのソファの隅には、パソコンが置いてあったので何かしていたのだろう。





「まふさん、用意出来ましたよ!」


まふ「ありがと……えっ、めっちゃ美味しそう」


「良かったです」




1口食べてみると、美味しくて食欲がなかったのにどんどん食べれる。気付けば、お腹はちょうどいい位に満たされていた。




まふ「ごちそうさま、美味しかったありがとう」


「喜んでいただけて何よりです」







Aが皿洗いをしてくれている時、Aに質問をしてみる。




まふ「料理好きなの?」


「中学生の頃からカフェレストランで手伝いをしていたので、何かと料理には縁があるんです(笑)」



まふ「え〜そうなんだ凄い」




そう言えばキヨがいつも『Aの料理はめちゃんこ美味い』って言ってたけどこういう事だったんだ。





夜も遅くなりAは朝ごはんもレンジで温めるだけで食べられるものを作ってくれて帰って行った。





人の作るものって結構外食以外だと、ちょっとなぁって思ってたけど、Aの料理はまた食べたいと思う程に美味しい。





って考えるとキヨっていっつもあんなに美味しいもの食べて、自慢してたってことか。





そんなことを考えていたら、頭の中にドヤ顔のキヨが思い浮かんで、ちょっとイラッとしたのは内緒の話。





数日後、Aにお礼を兼ねて一緒に飲みに行った。

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作者名: x他1人 | 作成日時:2019年5月19日 18時

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