敬語系実況者2【最終兵器俺達】 (ページ17)

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「連絡先交換してもらえません？」

「すみません」

「同じ実況者なんですから仲良くしましょうよ」

明らかな好意と一方通行の押しつけは、1番人が嫌う事だ。戸惑うAに、そいつは追い打ちをかけた。突然マスクをしていないAの顔を写真で撮って口にした言葉。

「交換してくれないと、顔写真ばら撒きますよ」

ｷﾖ「お前それは脅しか？」

「えっ！？」

さすがに放っておけずに、Aとそいつの間に入った。驚いた顔をしつつも、隠したいのか携帯をポケットにしまったのを見逃さなかった。

ﾌｼﾞ「今、写真撮ったよね、それ消して？一応動画も撮ってあるし」

「＿＿っ！俺はただ、連絡先を聞いただけで」

ｷﾖ「それで脅したのか。お前最低だな、同じ実況者として恥ずかしいわ。取り敢えず写真消せよ、今目の前で」

写真を消したのを確認した後、そいつはすぐに逃げていった。

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まふ「ごめんね、いきなり呼び出していきなり動画撮るって言って」

「全然大丈夫ですよ、楽しかったです」

あの後Aを動画内で電話をして呼び出したら直ぐに来てくれて、動画は順調に進んで1時間くらいで撮り終えた。

ｷﾖ「今日はなんか予定あったの？」

「いえ、電話がかかってきた時は、ストックを整理してました」

ストック派のAは常に5本から7本は動画ストックしてるという。いや、凄くね？俺でさえもストックはやる気が起きねぇと無理だわ。

まふ「そういえば、Aってドラム叩いてたよね、これから先叩く予定ってあるの？」

「そうですね、今は休んでた分を取り戻しつつ、色々ボカロの曲とかを叩きたいなって思ってます」

新しい事にも挑戦しようとしているAは、いつにも増して楽しそうだった。