◇ ページ11
・
コースケ「A、なんかされてるなら言わなきゃダメだろ。俺じゃなくても、ほら優弥先輩とか」
「兄さんは……」
コースケ「まぁ、あの人怖いもんな。友達とか、キヨとかフジとかも居るし、ヒラだって話とか聞いてくれると思うけど……」
逃げる事は好きじゃない。どちらかと言うと真正面からやり合うタイプだ。でも、無闇にやり合うのも好きじゃない。
「このままじゃダメだって分かってるんです」
コースケ「春樹の事、どうしたいの?」
「やられっぱなしじゃ、さすがにダメですよね(笑) 正々堂々戦いますよ、あの人がどうしたいのかはわかりませんけど」
コースケ「何かあったら俺らにでも言ってよ。相談とかには乗るから」
「ありがとうございます」
・
【現在】
コースケ「A、フォートナイトの生放送やろう」
「良いですね、やりたいです」
あの日あの時、こーすけさんと話さなければ、私はきっと春樹兄さんにやられっぱなしだっただろう。あの日以降、何回も何十回も春樹兄さんに暴言を言われ続けた。その度に兄譲りの口の悪さで返してきた。
「機材大丈夫ですか?」
コースケ「今回は大丈夫、8時頃にやろう」
「了解です、準備しておきますね」
最俺ではいつもいじられてますが、頼りがいのある先輩だったのは確かです。私にとって、昔から4人の先輩の存在は大きかった。
それにしても、どうして春樹兄さんにあんなに嫌われていたのか不思議です。
まぁ、考えても無駄だって分かってるんですけどね。
コースケ「準備出来た?」
「出来ました!」
私は考えをやめて、画面へと向かった。
【2人実況】夜の学校に閉じ込められました→←22.正々堂々、敵対して
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
280人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:明 x他1人 | 作成日時:2019年5月19日 18時