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ｶﾞｯﾁ「じゃあお父さんとゲームやったのって」
「後にも先にもたった1回だけでした。家に帰ってくる方が珍しかったですし、帰ってきてもゲームしようって言える雰囲気じゃなかったですしね(笑)」
ｶﾞｯﾁ「そうなんだ……」
俺は子どもがいるので親の目線として話を聞いていた。Aのご両親はどんなに悔しかったのかなって。子どもの成長を目の前で見られない事も、言葉を交わす事が出来ない事も。
全て当たり前のようで当たり前じゃないと、Aの話を聞いていると思ってしまう。
「……ガッチさん、娘さん達をしっかり見守ってあげてくださいね。沢山遊んで、些細な事も話し合って、沢山思い出作ってください！」
優しい言葉、Aらしいというか。
ｶﾞｯﾁ「よく頑張ったね、A」
「……えっ？」
ｶﾞｯﾁ「俺はさ親目線になっちゃうって言うか……子どもがいるからなのかな。両親が居ないって、子どもにとってどんなに辛くて悲しいのか、きっと簡単に語れないくらいのものだと思う。俺はAの優しさもその真っ直ぐさも好きだよ。でも、たまに頑張り過ぎかなって思う」
ここ数ヶ月、Aに起きた事だって普通ではあまり考えられない事ばかりだ。1人で背負うには重すぎるものを背負って、それでもAは笑顔でいる。
そんなのみんな出来る事じゃないんだよ。Aが人よりも苦しみや悲しみを知ってるから。だから、人に対して優しさを持って接する事が出来る。
ｶﾞｯﾁ「だから、大変な時は人を頼りなよ。Aが1人で苦しんでるのなんて、俺見たくないから」
「っ！ ありがとうございます……気持ちが楽になりました」
ｶﾞｯﾁ「何か空気壊しちゃってごめん(笑) あっ駅見えてきたね」
「あっ本当ですね、ここで大丈夫です。ありがとうございました！ また遊びに来ますね(笑)」
Aとわかれて一人で帰る帰り道。
自分が娘とゲームしたりする事が、当たり前の幸せじゃないと感じる。
ｶﾞｯﾁ「ただいま〜」
茜「お父さんおかえり！ Aちゃんまた来るって言ってた？」
ｶﾞｯﾁ「うん、また遊びに来るって(笑)」
茜「やった！ お父さん一緒にゲームやろう？」
ｶﾞｯﾁ「うん」
当たり前を当たり前じゃないと思うのは、凄く難しい事だ。だけど、Aはそれを気付かせてくれた。
この何気ない日々が、何より幸せだと。
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明(プロフ) - コントローラーさん» ありがとうございます！ コントローラー様のお言葉を活力に頑張ります！ (2020年6月23日 15時) (
レス) id: f2c90cc64b (このIDを非表示/違反報告)
コントローラー - 明さん» はい！楽しく見ていきたいです！() (2020年6月22日 16時) (レス) id: 6d089ae50d (このIDを非表示/違反報告)
明(プロフ) - コントローラーさん» コントローラー様 初めまして！ この小説はとても長く、他の方より読みにくいかもしれないと自分で思っていたのですが、1から楽しく見ていただけているなんてとても光栄です！ 応援ありがとうございます！ まだまだ続きますので楽しく読んでいただけたら嬉しいです。 (2020年6月21日 17時) (レス) id: f2c90cc64b (このIDを非表示/違反報告)
コントローラー - 明さんはじめましてコントローラーと申します！この作品を知ったのは最近ですが、1から楽しく見させてもらっています！これからも更新頑張ってください！ (2020年6月21日 13時) (レス) id: 6d089ae50d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明 x他1人 | 作成日時：2020年5月24日 12時
