92.想いが届く、数秒前 ページ11
・キヨ
ツイートしてる場合じゃないなと思いつつ、冷蔵庫から取り出したばかりの飲み物に口を付ける。まさかこんな暑い日にエアコンが壊れるとは思ってなかった。
業者に連絡したら、この時期は予約などがあるので直すまで明日になってしまうと言われた。いや、俺死ぬんだけど、この暑さの中で明日まで我慢しろとか。
ｷﾖ「扇風機だけじゃ無理だろこんなん……」
何とか扇風機でしのいでるけど、風が生ぬるい。外に出るにも気力がねぇし、暑さのせいでご飯食えねぇ。ツイートしたらツイートしたで、煽ってくる奴ばっかで今度覚えてろよと心に決める。
すると、レトさんからLINEが届いた。
ﾚﾄ『仕方ないからヘルプの連絡入れといたよ』
ヘルプ連絡入れといたよ、という言葉。俺の思考回路が止まってるのか、レトさんの言葉足らずなのか俺は送られてきた文章に対して理解不能。
すると、数分後インターホンが鳴ったので確認すると、Aが部屋の玄関の前に立っていた。もしかしてヘルプって、Aに連絡したのか。
重い体を動かしながら、ドアを開ける為に玄関に向かう。ドアを開けると、Aはすぐに心配そうに話しかけてきた。
「キヨさん！ 大丈夫ですか！？」
ｷﾖ「いや、なんか気持ち悪くなってきた」
「とりあえず私の部屋に行きましょう。このままだと、倒れちゃいますから」
ｷﾖ「うん」
鍵とスマホだけをとりあえず持って、Aの部屋に避難させてもらう。玄関を開けた途端に心地よい冷たい風が体に当たる。
ｷﾖ「涼し……」
「ソファに座ってください。あと、汗かいてると思うんで、これ飲んで下さいね」
渡されたのは、よく熱中症予防とかに飲むあの飲み物。準備いいなと思いつつ、俺はAにお礼を言って受け取る。
「横になっても大丈夫ですから、少し休んで下さい」
ｷﾖ「あーありがと、ちょっと横なるわ」
横になり、目をつぶる。まだ体の中に熱が溜まってる感覚があった。気持ち悪さはさっきよりもマシになったけど。
・
「……さん、キヨさん」
Aの声で起きた時には、既に気持ち悪さも暑さも無くなっていた。てか俺寝てたのか。
「体調どうですか？」
ｷﾖ「だいぶ楽になった」
体を起こすと、やっぱり寝る前よりも体が軽くて、楽になっていた。タオルケットがかけられてて、Aにめっちゃ恥ずかしいところ見せたなぁと反省。
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明(プロフ) - コントローラーさん» ありがとうございます！ コントローラー様のお言葉を活力に頑張ります！ (2020年6月23日 15時) (
レス) id: f2c90cc64b (このIDを非表示/違反報告)
コントローラー - 明さん» はい！楽しく見ていきたいです！() (2020年6月22日 16時) (レス) id: 6d089ae50d (このIDを非表示/違反報告)
明(プロフ) - コントローラーさん» コントローラー様 初めまして！ この小説はとても長く、他の方より読みにくいかもしれないと自分で思っていたのですが、1から楽しく見ていただけているなんてとても光栄です！ 応援ありがとうございます！ まだまだ続きますので楽しく読んでいただけたら嬉しいです。 (2020年6月21日 17時) (レス) id: f2c90cc64b (このIDを非表示/違反報告)
コントローラー - 明さんはじめましてコントローラーと申します！この作品を知ったのは最近ですが、1から楽しく見させてもらっています！これからも更新頑張ってください！ (2020年6月21日 13時) (レス) id: 6d089ae50d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明 x他1人 | 作成日時：2020年5月24日 12時
