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喜ぶ顔が可愛くて、連れてきて良かったと思える。
甘いものは好きだけど、生クリームやホワイトチョコなどが苦手なA。俺はAが好きそうな物をAに提案してみる。チョコレートだらけの、チョコパフェ。全てチョコという所が凄い。
注文を終えて、俺はどこに行こうかと待ち時間の間考えることにした。
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食べ終えてからAと色んな所に行く。ゲームセンターでめちゃくちゃ遊んで、新作のゲームを見に行ったり、新しいヘッドホンを見に行ったり。
ほとんど普段から一緒に行けるような場所なんだけど、こんなに長い時間2人きりで色んな所に行ったのは初めてかもしれない。
フジ「今日は色んな物買っちゃったね(笑)」
「私も買っちゃいました(笑) でもフジさんがアドバイスくれたお陰でいい物が買えました!」
フジ「それは良かったです(笑)」
帰り道、Aと並んで歩いていく。
「……フジさん、元気になりました?」
フジ「んっ?」
「何だか最近元気が無さそうだったので」
そっか、それでAは映画に誘ってくれたのか。俺、何やってんだろ。悩んでる姿Aに見られて心配かけるなんて。
フジ「元気元気(笑)」
「それなら良かったです!」
ごめんね、心配かけて。
でも、これでわかったよ。
フジ「A」
「はい」
Aの事が、好きです。今まで恋人が居た事もあったけど、それでもやっぱり好きでした。
きっとこれからも好きだと思う。
だから、だからね。今だけは、俺の想いを聞いてくれないかな。
フジ「A……俺ね、Aの事がずっと好きだった」
「えっ?」
いつか叶うんじゃないかって、勝手な期待をして。
フジ「でも、俺はAに幸せになってほしいって思う」
「…………」
だけど、叶わない事を1番知っていた。だって、2人とも一途過ぎるんだもん。お互いにお互いを想ってるのが、なんか凄い良いなぁって。
フジ「ごめんね、本当は言わないつもりだったんだけど、どうしても……ケジメっていうか」
「フジさん」
フジ「っ!」
怖かった。伝えた時にどんな結末になるか。Aは戸惑ったような顔をして、だけど考え込んでいるような。体感時間は長かったけど、多分そんな時間は経ってない。
「ありがとうございます、フジさんの気持ちを言ってくれて」
フジ「えっ……」
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明(プロフ) - ちまさん» ちま様 一気読みしていただけるなんて、とても嬉しいです! 引退をかけた勝負の回はどうやったらハラハラする感覚を小説で表現できるのだろうと悩んだ部分なので、褒めていただけて光栄です。 面白いと言って下さりありがとうございます。これからも頑張ります! (2020年5月10日 11時) (レス) id: f2c90cc64b (このIDを非表示/違反報告)
ちま - 1から一気読みしました!!!!!めちゃくちゃ面白いです!!アキちゃんの引退をかけた勝負は読んでいて自分も生放送見てる気分なってました!続き楽しみです! (2020年5月10日 6時) (レス) id: b0d560efb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:明 x他1人 | 作成日時:2020年3月4日 14時