番外編�ぁ岼燭詁�の悲劇��」 ページ42
「ねね、爆豪君。ちょっとこっち来てよ。」
「断る。」
心音は悩殺(笑)ポーズを取りながら爆豪の方を向く。それに対して何も反応を見せずに爆豪は拒否した。
……いやお前嫌なんじゃなかったのかよ。と、いう視線が心音に突き刺さる。
「他人に言われるのは嫌だ。
でもまあ、この状況を悪戯……じゃなくてとりあえず、ね、使わない手は無いでしょ？
というか戻るらしいし。というかその気になれば僕の”個性”で”個性”を消せばいい。何で思い付かなかったんだろう。」
チートか。
クラスメイトの心が揃った瞬間だった。
「ほらほら爆豪君。滅多に無い機会なんだから触るなり何なりしたらいいじゃないか。
どうせ君、女性の手も握ったこと無いんだろう？」
______ピキッ
心音の言葉は、爆豪だけじゃなく他の男子生徒の地雷も踏んだ。
まるで自分は女性経験豊富、とでもいうような言い方。いや真相は知らないが、とりあえずこいつがモテてるのは確実だ。
それが更に男性陣の怒りを買う原因の一つとなっていることを、心音は知らない。
「ん？どうしたの、固まってさ。
それともあれかな、初心な少年には刺激が強過ぎたかな。」
その笑い方をやめろ！！と爆豪が心音に叫ぶ。
何せ今の心音の性別は女。
ただでさえ男だった心音の笑みは男女問わず心臓に悪かったのだから、女になればその破壊力は計り知れないのだろう。
妖しく笑う心音との距離が近付いて、心做しか爆豪の耳元が赤くなっている気がする。
……健全な男子高校生なのだから、仕方ないだろう。
「よし。飽きたし性別戻してくる。」
_____ええぇ……。
ガバッと爆豪との距離を置く心音は、いきなりそう告げる。
困惑するクラス一同。心音の気分屋にはほとほと手を焼いているに違いない。
「じゃ。そーいうことで。
あ、あと、ごめんね爆豪君。流石にここから先は僕の男としての尊厳が関わるんだ。」
嵐のように教室を飛び出していった心音。
教室には、ワナワナと怒りに震える爆豪とそれにどう対応すればいいのか困り果てる生徒だけが取り残されたのだった_____。
終わり。
―――――――
無茶苦茶な終わり方で申し訳ない。
私の中の魂が早く続編へ行けと叫んでいるので急遽予定変更して続編に参ろうと思います。ごめんなさい。
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ロロロ(プロフ) - 赤字さん» ありがとうございます！ (2018年4月28日 21時) (
レス) id: fc1c559d12 (このIDを非表示/違反報告)
赤字 - 面白いです♪ (2018年4月28日 20時) (レス) id: b278d1cf65 (このIDを非表示/違反報告)
ロロロ(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます！修正しました！ (2018年4月28日 18時) (レス) id: fc1c559d12 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - ２２ページの爆豪が爆轟になってるんですが…更新、待ってます！ (2018年4月28日 18時) (レス) id: 269a2a006a (このIDを非表示/違反報告)
ロロロ(プロフ) - 涼花凛娘さん» コメントありがとうございます！物間くんの……親戚かもですね((体育祭編まで時間がかかりそうですが気長にお待ち下さると嬉しいです……！！頑張ります！！ (2018年4月28日 12時) (レス) id: fc1c559d12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロロロ | 作成日時：2018年4月18日 15時
