30話「反省会�◆� ページ30
心音が教室へ戻ると、一気にクラスメイトの視線はこちらに向いた。
バッ！！
____そんな効果音が付くぐらい、勢いよく、息ぴったりに。
「……え、何。どうしたの。」
流石にこれには心音も動揺を隠せていない。
何か仕出かしただろうか、しかし何もした覚えはない。
しばらくの間、教室には沈黙が流れていた。
「……心音って何者？」
ぽそり、とクラスの誰かが呟く。
「………心音Aだけど。」
ぽそり、と心音が誰かの問いに答える。
「ちっっっっっげーーよ！！！？そういうことじゃなくて！！何だ、その！！
めっちゃ戦闘に慣れてるって感じすげぇじゃんって話！！」
ガタン！！と音を立てながら上鳴が立ち上がり、そう叫ぶように話す。
「……いや最初からそれを言ってくれなきゃ分かんないんだけど。
いくら心を読めるからとはいえ、あれだよ？
理由も仮定も付けられない理解不能な行動からは何も読み取れないよ？」
何言ってんだか、とでも言いたげな目で心音は話す。いやもうその時点で何言ってんのか分かんねぇ、と呟く上鳴。
……絶対こいつ馬鹿じゃん。
内心で静かに心音は思った。
「あっ、もしかして”個性”の話？」
「お、おう。それも聞きたいけど……。いやそれが本題だわ！！お前の”個性”何なの！？」
上鳴の言葉にあー、なるほど？と、頬をかきながら呟く心音。
……
クラスの誰かが何となくそう感じた。
心音はしばらくの間、唸り続けた。
それは己の”個性”をバラしても良いのかどうか。という点について。
……まあいつかバレることだからいいか。
そんな感じで話すことを決意した。
「僕の”個性”は、声によって相手の脳を支配する能力。だから指示、つまりは操ることが出来るってわけ。
声は超音波？みたいな感じになっているらしくて、機械なんかも構図さえ把握しておけば、どこをどうすればハッキング地味たものができるか、とかは、うん。
さっきの戦闘訓練で、轟君と障子君が動けなかったのは僕がそう指示したからだよ。」
発動条件として、
対象の耳に自分の声が届いていること。機械の場合、それなりに超音波が届く範囲にいること。
何をどうするのか指示をすること。が、挙げられるが、それがあったとしても強力な”個性”なのには変わらない。
ひええ、と、クラス一同が思った。
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ロロロ(プロフ) - 赤字さん» ありがとうございます！ (2018年4月28日 21時) (
レス) id: fc1c559d12 (このIDを非表示/違反報告)
赤字 - 面白いです♪ (2018年4月28日 20時) (レス) id: b278d1cf65 (このIDを非表示/違反報告)
ロロロ(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます！修正しました！ (2018年4月28日 18時) (レス) id: fc1c559d12 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - ２２ページの爆豪が爆轟になってるんですが…更新、待ってます！ (2018年4月28日 18時) (レス) id: 269a2a006a (このIDを非表示/違反報告)
ロロロ(プロフ) - 涼花凛娘さん» コメントありがとうございます！物間くんの……親戚かもですね((体育祭編まで時間がかかりそうですが気長にお待ち下さると嬉しいです……！！頑張ります！！ (2018年4月28日 12時) (レス) id: fc1c559d12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロロロ | 作成日時：2018年4月18日 15時
