25話「ヒーロー基礎学�─� ページ25
「ねえ、轟君。何で僕は君の行動を読めたと思う？」
心音がふと、そんな質問を轟に投げかける。
そんなもの知るか、とでも言うように不機嫌な視線を送る轟に、心音はニッコリと笑う。
「答えは
笑みを崩さないまま、心音はそう答えた。
何処が！？という驚きの視線。
それにも慣れているのか、心音は気にもせずに話を続ける。
「君のお父さんはNo.2ヒーロー「エンデヴァー」だろ？轟なんて名字、あまり見かけないし。」
その言葉に益々機嫌を悪くさせる轟。
明らかに先程見せていた余裕の表情と違って、警戒の色に変わっている。
心音は恐ろしい程に威圧を、殺気を感じているであろう。それでも尚、話は続く。
「まあまあ落ち着いて。話を聞いて欲しいんだ。……うん、この際
とりあえず、君の”個性”は右で凍らし、左で熱する。ほとんどチート地味た”個性”だ。
何で知ってるかはほら、あれだよあれ。企業秘密ってやつ。
____兎に角、君の”個性”はこの戦闘訓練において有利なんだよ。右側が。
だから僕はこう予測した。
ほとんど賭けみたいな所だけど、それ以外策は無いだろう？
敵側なら左側使って自滅〜なんて手も使えただろうけど、あくまでも君の今の立場は、市民の安全を守る”正義のヒーロー”だものね。
だから僕は建物から外に出た。
「核」の部屋には壁を駆け上がれば普通にたどり着けるから、余裕で間に合うし。
そして今、僕に課せられている使命は___いかに君達を止めるか。なんだけど……。」
ふふふ、と心音が話を止めて、笑い出す。
？と、尾白と葉隠、モニター前の生徒達は疑問を持つ。
そして、モニター前の生徒だけは気付いた。
「何でさっきから……轟と障子は動いてないんだ？」
そう、明らかな隙。
心音は隙を見せているのに、二人が一向に動こないのだ_____。
「さあここで問題です！
_____まあ、答えられないようにしてるから意味無いけど。
心音が、妖しく笑った。
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ロロロ(プロフ) - 赤字さん» ありがとうございます！ (2018年4月28日 21時) (
レス) id: fc1c559d12 (このIDを非表示/違反報告)
赤字 - 面白いです♪ (2018年4月28日 20時) (レス) id: b278d1cf65 (このIDを非表示/違反報告)
ロロロ(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます！修正しました！ (2018年4月28日 18時) (レス) id: fc1c559d12 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - ２２ページの爆豪が爆轟になってるんですが…更新、待ってます！ (2018年4月28日 18時) (レス) id: 269a2a006a (このIDを非表示/違反報告)
ロロロ(プロフ) - 涼花凛娘さん» コメントありがとうございます！物間くんの……親戚かもですね((体育祭編まで時間がかかりそうですが気長にお待ち下さると嬉しいです……！！頑張ります！！ (2018年4月28日 12時) (レス) id: fc1c559d12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロロロ | 作成日時：2018年4月18日 15時
