鈴木入間くんの妹､アガレスくんの彼女です3

89話:妹の料理は... ページ27

No side


ある日の天気が分からない場所...
怪しげな城の中には"雷皇バール"､"キリヲ"､"六指衆"が
拠点としていた


"ｻｸｯ"


シ｢"ﾓｸﾞﾓｸﾞ"｣

シ｢...美味しい｣


六指衆の1人"シーダ"が
ウォルターパークの時に鈴木Aから貰った
"クッキー"を頬張っていた


?｢シィ〜ちゃ〜ん｣


六指衆の1人"アトリ"がシーダに近づく


アト｢なぁに食ってんの?｣

シ｢...クッキー｣

ミ｢あら､誰からいただいたのですか?｣


いつの間にかシーダの周りには六指衆が集まっている


シ｢ウォルターパーク､迷子の子｣


そう言ってウォルターパークの時に撮った写真を出す


シ｢こっち｣

ヒュ｢む?この少女...｣

?｢シーダ｣


後ろから現れたのはバールとキリヲ

バールはシーダのもっているクッキーと写真を
目を細めて見つめる


キ｢あぁこの子､入間くんの妹さんやわぁ｣

バ｢鈴木A...｣


Aの名前を呟くとシーダの手元からクッキーを
1枚取り眺め


"ｻｸｯ"


クッキーを食べた


バ｢...やはりそうだ...!!｣

キ｢兄さんどないしましたか?｣

バ｢鈴木Aの料理は"全回復"の効果に加え"魔力向上"の効果を持っている｣

マエ｢全回復...回復魔法を使える悪魔が少ない中食べ物でできるのか｣

バ｢1度13冠の集いで食った事がある､その時に魔力が上がった｣

バ｢やはりアイツが...!!｣


バールが怪しい笑みを浮かべテーブルから
Aについての資料を手に持つ


バ｢決めた...鈴木Aを"奪う"｣

シ｢!!｣

バ｢アイツを味方にすれば俺達の計画は上手くいく､コレからの作戦は鈴木Aを優先的に考えるぞ｣

キ｢兄さん悪い顔しとるわ〜｣

シ｢...｣


シーダは写真を見つめ直す


シ(まも...らなきゃ...!)

シ(この子は...この子達は...!!)


誰も､シーダの決意は知らずバールの後につづいた

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