鈴木入間くんの妹､アガレスくんの彼女です3

70話:13冠の集い ページ3

No side


ある日の昼頃､魔界某所魔界塔に
食王"べべモルト"､天眼"アスタロウ"以外の
13冠､三傑が集まっていた


べ｢んじゃ今日も食い物食って解散でいいんか?｣

サ｢あ､僕から手土産あるよ〜｣


サリバンの言葉にその場は少しザワめく

三傑であるサリバンから手土産を貰うなど
滅多にないので取り乱したのだ


サ｢じゃじゃーん!!僕のかわいい孫娘"Aちゃん"の手作りスイーツ〜｣

アム｢まぁ!!｣

バ｢!!｣


白い箱とミスコン時のAの写真を出すと
色頭アスモデウス・アムリリスは目を輝かせる

お気に入りの少女のドレス姿と
スイーツに食いついたのだろう

雷皇バールは...


サ｢Aちゃんはかわいいだけじゃなくて料理上手〜毎朝愛情たっぷりの朝ごはん食べてるんだ〜｣


"見て見て〜!"と言いながら毎朝撮ってる
朝食とAの写真を見せびらかし孫自慢を始めた


レ｢見た事ない食べ物ばっかね...｣

サ｢Aちゃんは料理上手だからね〜｣

サ｢それでこっちは...じゃじゃーん!!｣


蓋を開けると中にはキラキラした宝石のような
ケーキが並んでいて視線を奪う


べル｢コレはなんともお美しい...!｣

サ｢Aちゃんはコレを"タルト"って言ってたよ｣


魔法で浮かせたタルトが全員の前に置かれる


バ｢じゃあ早速...｣


"ｻﾞｸｯ!"


アマ｢おいバール!!まだ三傑の皆様が許可を出してねぇだろ!!｣

サ｢気にしないで皆食べていいよー｣

バ｢んじゃ､お言葉に甘えて｣


"ﾊﾟｸｯ"


バ｢!!｣

パ｢生地ザクザクでどごががら香ばしい味がする...!｣

サ｢それは"ナッツ"っていう木の実を焼いたやつが入ってるらしいよ｣

アム｢ん〜キラキラしたものは甘酸っぱいわ〜､それに下にあった卵の味が強いクリームも美味し♡｣

サ｢クリームは"カスタード"､キラキラのは"いちご"と"ブルーベリー"だって!｣

サ｢紅茶は"ダージリン"が合うって持たせてくれたんだ｣

アン｢魔茶より渋くない渋みですが爽快感がある引き締まったお茶ですね...美味い｣


13冠全員の好評の声でサリバンはニコニコしながら
紅茶を飲む

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