鈴木入間くんの妹､アガレスくんの彼女です3

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次は卵焼きというものか...ん?


カ｢おい､この細黒いものはなんだ｣

｢"塩昆布"です､出汁を取った昆布を醤油などの調味料で作ったものを刻み卵焼きに入れました｣


ほう...出汁を取った昆布か...


"ﾊﾟｸｯ"


少し甘い卵に塩っぱく歯ごたえがある塩昆布が
コレもマッチしていて美味いな...


｢お米のおかわりどうですか?｣

カ｢いただこう｣


お椀を渡してる間に汁物に手をつける


"ｽﾞｽﾞｯ..."


カ｢っ!!｣


冷まさず飲むと舌を火傷する

肉の油で温度が下がらないのか...


"ﾊﾟｸｯ"


柔らかく味の染みた野菜を頬張る

角や目がない野菜に最初は引いていたが
こちらの方が臭みもなく甘みがあり
みずみずしいため今では気に入ってるな


カ(暑い...)

｢豚汁には体を温める"生姜"が入っていますよ｣


なるほど...確かにスープのどこかに
薬味の味がするな


｢味変に"七味"はいかがでしょう｣

カ｢シチミトウガラシか...少しだけいただく｣


小皿に少量盛られたシチミトウガラシをスープにかけ
冷ましてから飲むと
トウガラシ特有の辛さがスープの味を変える


｢こちらもおかわりはございますし...お持ち帰りもできますよ｣

カ｢帰りに詰めてくれ｣

｢わかりました...あ､スイーツもいかがですか?今朝作ったんです｣

カ｢いただこう｣


米を食べながら行儀が悪いが手帳を開き
"教師打ち上げ"という欄に赤いペンで
"空想生物料理師団課外実習"と書いた

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