恋が始まる気がしない！ (ページ6)

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『あーーーもう！生おかわり！』

YG｢…｣

頭がぼんやりするけどそれより口が止まらない

『だーかーら！社員旅行の日はプリティクマクマちゃんのポップアップストアが始まるの！だからそっち行くんだって言ってんじゃん！』

YG｢なにも初日に行く必要ねぇだろ｣

『ふん。プリティクマクマちゃんの人気知らない人にこの気持ちがわかるもんか。』

『だいたい社員旅行なんてただの親睦会でしょ？私はそういうタイプじゃないし、私がいたってピリピリするだけでしょどーせ！』

追加でやってきたビールを一気に喉に流し込む。

ユンギ…

社長は料理を黙って食べて、私を見て鼻を鳴らした。

YG｢もっと素でいきゃいいのに。本当はかわいいもの大好きでめちゃめちゃ乙女だって笑｣

『今さらそんなの引かれるだけじゃん』

特にジミンきゅん。

毎日毎日怒られてる相手が実はおそろいのペン持ってたり、ぬいぐるみに自分と同じ名前つけてるなんて知ったら…

『そんなことよりもうちょっと教育体制どうにかしてよ。仕事覚え悪いのが一人居てさ…』

YG｢はいはい何回も聞いたよパクジミンな。｣

そんなに何回も話したっけ？

YG｢ま、お前にあれだけいびられてんのに食いついてるし。その根性は悪くねぇんじゃね？｣

『どうせ私は悪役ですよーだ』

高校の時からそうだった。

部活でも部長、社会人になっても部長…

人にとやかく言うのが仕事みたいになって
陰口を背中で聞いて

その悔しさを仕事にぶつけて必死こいてやってきて
今に至る。

『…もう寝るもんね』

YG｢置いて帰んぞ｣

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