HugMeOrBomb.【YG】

YG side ページ48

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次に目を覚ます時には別の世界なんだろうか。







ｰ『忘れてもいいよ』





そう言わせてしまったことが辛くて
慰める言葉が何も浮かばなくて、
ただただこんな自分が嫌になるばかりで。





自分の体のことについて知ったあの日から、俺は自暴自棄になった。


普通の生活を当たり前に送ると思っていた分、なんで俺が、なんでどうしてと毎日考えて苦しんだ。





あの日図書室で話しかけたのは、ほんの一瞬気が向いたからで。


素直で、真っ直ぐで、何にも染っていないような人。

あまりにも綺麗で…
もしかしたら天使だったかもしれないなんて
そんなことを考える。

今は思考がおかしいみたいだな。笑







また好きにならないはずがない。

自信はあるのに、また思い出せない愛しい名前





少しずつ、彼女が
俺の中から消えていく。


たとえ顔を忘れても、何が消えようと
好きだという感情だけは残ってて欲しいな。






麻酔が効いてきて意識がぼんやりする。






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