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『綺麗』
眼下に広がる星空のような街の灯りが
どこまでもどこまでも、続いて見えるこの場所。
イルミネーションが点滅するのが遠くに見えて、
白い息をはきながら隣に座るのを待った。
YG「なんでまた?夜遊びは禁止だっただろ」
確かに、危ないと知っていながらミンユンギのバイクに乗るつもりはなかった。
私に本当のことを言ったのも、おそらく私の為であることも分かっていたけど。
『なんでかな笑』
言葉の続きを待つ目が、いつからか優しくなったと思う。
『最後の足掻き…とか』
YG「…なんだそれ笑」
彼の真似ではないけど
ミンユンギが音楽スタジオでバイトをするのと、
またピアノに触れたのと、同じようなもので。
『お父さんと沢山話したんだ。病気のことについて』
私達は二人とも、よくわかっている。
だから必死になって足掻くんだよ
『…忘れて欲しくない』
結局は自分の為なのかもしれないけど。
この感情が何なのか、わからないけど。
『私のこと忘れないで欲しいから、少しでも一緒にいれば…ちょっとは変わるのかなって』
遅かれ早かれ来るその時の為に
私は足掻く。
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ナムジュンの彼女でs((殴 - 主様、ユンギおっぱにキスされちゃう世界線どこですか (2022年1月26日 22時) (レス) @page48 id: 929eb11238 (このIDを非表示/違反報告)
さーあ(プロフ) - めっちゃいい話ありがとうございます 更新楽しみに待ってます (2020年12月9日 13時) (レス) id: db88210b2a (このIDを非表示/違反報告)
ユンギ推し - いいお話ありがとうございます!途中から泣いちゃいました(ウルウル) (2019年10月22日 22時) (レス) id: e512c5d2f6 (このIDを非表示/違反報告)
miz(プロフ) - ねおさん» 嬉しいです;_;頑張ります!ありがとうございます^^ (2019年10月2日 7時) (レス) id: 457dd6a369 (このIDを非表示/違反報告)
ねお - 久しぶりに凄く素敵な作品に出会えました!更新待ってます! (2019年10月1日 22時) (レス) id: 5786211d87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:miz | 作成日時:2019年9月28日 23時