HugMeOrBomb.【YG】

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体育の時間はこんなに寒いというのに屋外で、
動く気になれないというジアに連れられて
グラウンドの隅に隠れている。






JA｢ここ穴場じゃない？絶対バレないよ｣



『10分だけだからね』



JA｢え〜、せめてもう一声！｣



『15分？』



JA｢もっと！｣



『30分とか言わないよね』



JA｢ケチ！いいじゃんどうせ暇なんだから…｣





使わなくなった道具の山にもたれて不貞腐れる。

いつも手抜きをしてる私達はただでさえ評価が危ういというのに、呑気なやつだ






JA｢ゲームしよーっと。先生見張ってて！｣



『はいはい』






地面に座って、その辺にあった石をいじりながら
遠くにいる体育教師のもちゴリと、僅かばかりの集団を眺めていると
ズボンのポケットからバイブ音が聞こえてきた。







ユンギサボんな。バレバレ






ぎょっとして周りを見ても誰もいない。
まさか超能力…








ユンギ3階






校舎の方を見上げて見ると
3階の端の教室の窓際に座っているのがわかる。


また音楽室にいる…








ユナ誰が言ってんのよ





サボることしかしてないやつに言われたくはない。






ユンギもちゴリそっち行ったぞ








『ジア！隠して！』



JA｢ひゃっ！なになに、もちゴリ？｣







咄嗟にジアに言って、恐る恐る物陰から覗く









JA｢…いない｣



『あれ？』



JA｢もぉ〜！焦ったじゃん！｣







あいつ…









ユンギビビった?笑






あー、ムカつく






思いっきり音楽室を睨んでやったけど
恐らく微塵も効果は無い。









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