sweet honey* (ページ6)

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Part5 ページ6

▽

湯船に浸かり、今日一日を思い返す。

なんかなるせさんに迷惑ばっか掛けてる気がする…。

彼の言葉、ひとつひとつに一喜一憂する自分。

今までの配信中でも知っていたが、今日で明らかになってしまった。

でも、

この気持ちに名前をつけるのはまだ早い……気がする

早く上がろう、なるせさんを待たせるのもあれだし。

そう思い、湯船から上がる。

お風呂で温まったはずなのに、胸の奥底は冷えているように感じた。

＊

これまずい気がする……。

彼が用意してくれた着替えを着たが、思ったより大きく履いてもズボンが落ちてしまう。

だが履かないのは、ワンピースのようになって少し露出度が高い。

ど、どうしよう…

なるせ｢nagiさん入っても大丈夫？｣

扉の外から彼の声が聞こえた。

『うん…』

咄嗟にそう返事をしてしまった。

なるせ｢じゃあ入るね｣

『や、やっぱりちょっと待って！』

そういった頃にはもう遅く、扉は開き彼を私を見つめていた。

『あ、あの。ズボンが大きくて…履けてない、』

隠すようにしゃがみ、床を見つめる。

恥ずかしい…。

なるせ｢あー、ごめん。ウエスト調整できるの持ってくるね｣

彼はそう言ってその場を離れた。

動揺していた私とは違い、冷静で何だか心がチクッとした。