庇えなかったから.......。 ページ9
｢俺、さくらのバッジの時はオメーらのこと庇えたけどお前が髪の色馬鹿にされた時は何も言えなくって…。｣
やっぱり気にしてんのか？と聞いてくる新一に、私は反射的に返した。
『え？別に気にしてないよ。』
そう言うと、急に新一が私の髪に触れた。
まだ小さな手で私の髪を弄る。
｢…オレはこの色キレーだと思うけどな、｣
『……え』
………は？
予想外の出来事に一瞬頭がフリーズする。
目の前にあるのは、整った新一の顔。
待て、待て待て待て。そういうのは蘭ちゃんにやって下さい。是非。この先、こういう事したら絶対惚れられちゃうから！私でさえちょっとキュンとしたんだから！……蘭ちゃんこれから大変だな…。
これからの未来を心配していると、私のエンジェル蘭ちゃんがこっちに来た。
｢Aと新一!!あっちで大縄やるから、一緒に行こ！｣
｢いや、オレは『はい！！行きますぅー！！』…。｣
新一、この可愛い可愛い蘭ちゃんの誘いを断るなんて正気かな？少し、嫌そうにしてるけど強制連行していいよね。うんうん。←
＿＿＿＿２日後
今日は蘭ちゃんが誘拐される日。
ガラリと音をたててドアが開く。私の斜め上から音がした後、下の方で音がしたのできっとトイレのドアと廊下へ続くドアだろう。…て事は、江舟先生かな。
そう思って目を開けると、目の前には新一の顔！！
『わっ…んぶっ!?』
｢静かにしろよ、皆起きるだろ？｣
驚いて声を出した私の口を新一が手で塞ぐ。
…そ、そうだった。危なかった…。
でも元はと言えば新一が悪い。いきなり人の顔が目の前にあったら誰だってビックリするはずだ。
『…新一、なんで私の顔覗き込んでたの？』
｢いや、もしかしたら寝たフリなんじゃねーかと思って…。｣
『え？なんで分かったの？』
新一曰く、本当に寝ている人は唾液を飲むということをしないらしい。だが私は無意識に唾を飲み込んでいたらしいので寝たフリなんじゃないかと疑ったそうだ。
ちなみにこれは、本で読んで覚えたことらしい。
『(さすが未来の名探偵…！)』
記憶力もだし、観察眼も。
これは本当に流石としかいいようがない。
私が心の中で絶賛していると、新一が立ち上がってトイレのドアの鍵を閉めた。
その光景をみて考える。
『(もうそろそろ、解決するかな。)』
でも、これが終わったら江舟先生いなくなっちゃうんだよね。やっぱり寂しいなあ…。江舟先生いい人だから余計に、ね。
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華(プロフ) - こげた米さん» はい！探偵たちの鎮魂歌です...！こげた米さんのご希望に答えられなくてすみません...。でも、続編でいつか書けると思うので楽しみにしててください！応援ありがとうございます！ (2019年5月19日 9時) (
レス) id: 1c08efcab1 (このIDを非表示/違反報告)
こげた米 - 探偵たちの鎮魂歌になったんですね！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年5月19日 9時) (レス) id: fb5417bcb2 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - 愛乃さん» 全然大丈夫ですよ！謝って頂く必要なんてありません！私もリクエストされて嬉しかったので(笑) (2019年5月19日 7時) (レス) id: 1c08efcab1 (このIDを非表示/違反報告)
愛乃(プロフ) - 華さん» あ、そうなんですね！ちゃんと調べてから言うべきでしたね。すみません。 (2019年5月18日 22時) (レス) id: 3509d79049 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - 架印�靴気�» コメントありがとうございます！そうですね、そこはちょっと砕けてる感じを意識しました！最高と言ってもらえて光栄です！ありがとうございます！ (2019年5月18日 22時) (レス) id: 1c08efcab1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華 | 作成日時：2019年5月1日 23時
