Don't be alone. ページ4
鳩山side
...、
《私ね、腐女子なんだ》
小学生の頃、何年生かは忘れたけど、公園で、自分の秘密を打ち明けた。
《え...Aちゃん、腐女子なの？
...気持ち悪い》
気持ち悪いだなんて、言われると思ってなかった。
でも、あの時、誰かが助けてくれたはず。
...あれは、誰だっけ？
確か、
他は、何故だろう。
助けてくれた人なのに、
覚えて、ない。
...そういえば、あと、もう一人、いたような...。
《気持ち悪くなんかないと思うぞ！
好きなものは、一人一人違うんだからな！》
って、言ってくれた。
でも、少しも覚えていない。
《そうだよ、こっちの子の言う通りだ、
みんな違ってみんないい、というだろう？》
...その時、私は心底嬉しかったのを覚えている。
でも、暗くなって、みんな帰って行った時、
その二人も、歩みを進めてて、
私は、一人になりそうになって、
怖くて、こう、言ってしまった、
《私を、一人にしないで！》
すると、その二人は、振り返って、
似たような色彩のようで違う色の目を見開いた。
《...大丈夫だぞ！
オレ達は一人にしない！
また明日な！》
《一人にしない、か、
約束はできないけれど、明日また来ることはできるよ、また明日ね》
《うん...！
また、明日！》
って言って、その次の日、風邪をひいて、
結局、そのあとから、会うことはなくなっちゃったんだ。
...結局、あの二人が、どんな見た目で、どんな人なのかもわからなかった。
...案外、近くにいたりするかもね、なんて。
Don't leave.→←I sleep forever.
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