第３話 ページ3
そのまま倒れてしまったシルクさんは
ンダホさんが運び布団に寝かせた
どうしよ…私のせいで…
と、不安そうな顔をしていた私にンダホさんが
ンダホ｢大丈夫だって！こいつバケモノみたいに回復早いし！多分軽い熱中症だと思うしさ！そんな不安そうな顔しないで！｣
と、大きな手で私の頭をポンポンと優しく撫でた。
ンダホ｢っと俺はちょっと薬とか買ってくるから見ててちょうだい？ごめんね！すぐ帰ってくるから！｣
と、急いで出てってしまった。
横で少し苦しそうに寝ているシルクさんの手を取り
握った。
あなた｢ごめんなさい…｣
と、ぎゅっと握ると シルクさんは起きてるかのように握り返した。でも確かに寝ている…もしかして寝ぼけてのかな…
でも握り返してくれたのがとても嬉しかった。
シルクさんの寝顔を心配そうに見てるとドアの開く音がした。
ガチャ…
ンダホさんかな…にしても早すぎだし…
ドタドタと何人かの足音が聞こえて少し不安になった。
｢シルク倒れたって！？って女の子…と…シルク？｣
｢マサイ何突っ立ってんの…ってシルクと…女の子！？！？｣
｢モトキも人のこと言えねーだろなーに突っ立ってんだ…って女の子！？！？｣
｢あのみんなでなにして…ってシルクの様子は…って女性？｣
｢遅れてごめ！ぺけたち…何見てって女の子…？｣
見事にみんな私を見て同じ反応をする。
｢あの何方ですか？｣
と、細身で身長が高く胸元にはカメラを下げている男性が私に聞いた。
｢あ、あの話せば長くなるんですが…！｣
と、先程までの説明をし、さりげなくみんなは会話の中に名前を言ってくれた。
マサイ｢あー！！カメラと三脚が…破損してる…!!!!!｣
ぺけ｢あーこれは派手にぶっ壊して…｣
あなた｢す、すいません…｣
モトキ｢でも故意で壊したわけではないからね〜…大丈夫だよこ俺らこれでもYoutuberだし。なんとかなる。｣
あなた｢ゆー…ちゅーば？｣
ザカオ｢あれシルクから聞いてなかったの？俺らはFischer'sっていうYoutuberだよ。｣
ダーマ｢まぁ結構トップ…って自分で言ったらダセェ｣
あなた｢そのYoutuberって忙しいですか…？人手足りない時とかありますか！？｣
マサイ｢え？まぁそこそこある…かな｣
あなた｢カメラ壊してしまったのも私の責任です…！なにか手伝います！｣
シルク｢いいねぇそれ！乗った！｣
と、寝ていたはずのシルクさんが起き上がり私得意げな顔で言った。
こうして私はFischer'sのお手伝いさんになった。
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作者名：子結 | 作成日時：2017年5月21日 1時
