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36話 デッドオアアライブ……初めて聞いた単語 ページ38

銀「愛だァ?夢だァ?若い時分に必要なのはそんな甘っちょろいもんじゃねーよ。

そう…カルシウムだ。カルシウムさえとっときゃ全てうまくいくんだよ。

受験戦争 親との確執 気になるあの娘。とりあえずカルシウムとっときゃ全てうまく…」


新「いくわけねーだろ!!幾らカルシウムとってたってなァ!車にはねられりゃ骨も折れるわ!!」





……新八、昨日、走ってたよね?


なぜこんな大怪我をしているんだ……





銀「俺もはねられたけどピンピンしてんじゃねーか。毎日コイツ飲んでるおかげだよ」


新「僕はあのあとまたはねられたんだよ!2回車にはねられた気持ちがアンタにわかるか!」


貴「……に、2回……!?」





だから、昨日は走れてたのね


私がハタ皇子にお説教みたいなのしてたときかな


……苦労人だなァ、新八





「やかましーわ!!他の患者さんの迷惑なんだよ!!今まさにデッドオアアライブをさまよう患者さんだっていんだよボケが!!」


銀「あ…スンマセン」


貴「……銀時、なんか面白い」←


銀「コラ。……エラいのと相部屋だな」


新「えぇ。もう長くはないらしいですよ。僕が来てからずっとあの調子なんです」


銀「そのわりには家族が誰も来てねーな」


新「あの歳までずっと独り者だったらしいですよ。相当な遊び人だったって噂です」





……遊び人、ねぇ


後悔してないのかな


大切な人、いたのかな……





「万事屋ァァァァァ!!」


「ぎゃああああ!!」


貴「……生き返った」←


新「まだ死んでないですよ?!Aさん!!」


「今…万事屋って…言ったな…それ何?なんでも…して…くれんの?」


銀「いや…なんでもって言っても死者の蘇生は無理よ!!ちょっ…こっち来んな!!

のわァァァ!!」





しゃらん


そう音を立てて、じーさんが出したものは…





貴「……かんざし?」


「コ…コレ。コイツの持ち主捜してくれんか?」





……ふーん……


いたんだね


アンタにとっての、大切な人

37話 わかっていても、フラグをたててしまう……orz→←35話 バカ皇子は消えてください←



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作者名:葉桜 | 作成日時:2016年5月11日 22時

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