真紅の死神【銀魂】

１５話 お出かけしよう!! ページ18

銀時と新八は、すき焼きの材料を買いに出かけに行った


え、私？


いやいや、バイク3人乗りは無理だろう


あれ？スクーターだっけ？


…まあ、どっちでもいっか！


…ん、待てよ…





貴「…私、今 自由じゃん」←





いつもは銀時を注意したり、


銀時と軽い口喧嘩したり


銀時といちご牛乳飲んだりーって銀時ばっかだな!!


あ、そうだ





貴「買い物に行こう」






〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜






貴「…おかしいな」





銀時と新八に会わないな


ここに買いに来てると思ったんだが…


まあ、いいか


あいつらにデザートを買っていってやろう


と、そう思った時だった


黒い服に身を包み、変な帽子で顔を隠した、３人の男達が目の前にいた子供をつかみ、叫んだ





「てめェら動くなよ!! 動いだらコイツを殺す!!」





……人間のクセに、人間を脅すんだ



今の私には、店内の叫び声がよく聞こえなかった


子供を人質にされ、悲鳴をあげている親の声も


何も出来ずにただ悲鳴をあげている人の声も


その者達をとめる恫喝(どうかつ)の声も


ただの、雑音でしかなかった


……気づいたら





貴「あの、すいません」





黒ずくめの男達に話しかけていた





「なんだ？お前」


貴「…その子、離していただけませんか？」


「何言ってる!! そんなの無理に決まって…「なら」」


貴「私を人質にしてください」


「は？」


貴「そのかわり、私は決して逃げませんから。その子を離してください」


「なるほどな。いい度胸をしている。おい、そいつを離してやれ」


「いいのか？」


「ああ。お嬢さんが代わりになってくれるらしいからな」


貴「お嬢さんって言っても、もう２０歳過ぎてますよ…」


「ええっ!?」


「１８くらいだと思った…」





なんだこの空気は←


すごい和やかなんだけど…

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